簡単に作れる、ガーリックフランスと明太フランス。
配合をハード系のパンに近づけた、ソフトフランス生地のアレンジ。焼くときに、ガーリックバターまたは明太バターをのせるだけで作れちゃいますよ。ちょっとしたおつまみにもおすすめのレシピです。
ガーリックフランスと明太フランスの作り方
【材料(4本分)】
強力粉 120g
薄力粉 40g
砂糖 5g
ドライイースト 2g
塩 3g
水 110~120g
パセリ(お好みで)
〈ガーリックフランス〉
有塩バター 20g
にんにく 1片
〈明太フランス〉
有塩バター 20g
明太子 40g
【作り方】
今回のパン生地は、「ミルクフランス。」や「ベーコンエピ。」と同じものを使います。
●詳しいレシピはこちら
『ミルクフランス。』
『ベーコンエピ。』
1.材料の準備をする。
・強力粉と薄力粉を合わせておきます。
・大きいボウル(ボウルA)に半量の粉類、砂糖、ドライイーストを入れます。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの粉類と塩を入れます。
・水は人肌にあたためたものを使います。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台にだしてこねていきます。
3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりをくり返しながら、表面がなめらかになるまで5~10分ほどこねます。
4.一次発酵をする。
生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところにおきます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で30~60分。粉をつけた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。
5.分割する。
一次発酵がおわったら生地を台に出して4等分にして丸めます。とじ目を下にしておき、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分おきます。(ベンチタイム)
6.成形する。
生地をひとつ取り出してとじ目を下にして台におき、麺棒で細長い楕円形に伸ばします。
生地を横長に置き、手前から巻いていきます。巻き終わりは、とじ目を指でつまんでしっかりと閉じます。軽く転がして形を整えてください。残りも同様に成形しましょう。
7.二次発酵をする。
とじ目を下にして、キャンパス生地のパンマットにパン生地を並べます。きれいな形のまま二次発酵させるための、布取りをします。パン生地両脇のパンマットをつまんで立たせましょう。乾燥させないように上からパンマットをかぶせて、かたく絞った濡れ布巾をのせ、暖かいところで二次発酵します。(オーブンでの発酵40℃の場合、30~40分ほどになります)
ご自宅にパンマットがないときは、使用する水を100~110g程度にして、オーブンシートを敷いた天板に並べてのせて二次発酵させてください。
8.トッピングを作る。
二次発酵をしている間に、ガーリックフランス用のバターと明太フランス用のバターを作っていきましょう。
【ガーリックフランスの場合】
室温に戻したバターに、にんにくをすりおろして加え、混ぜておきます。
【明太フランスの場合】
室温に戻したバターと明太子を混ぜておきます。
9.切り込みを入れる。
二次発酵が終了したら、オーブンシートを敷いた天板に並べてのせます。このとき、生地はそっと持ち上げてください。茶こしなどで強力粉(分量外)を薄くふり、ペティナイフなどのよく切れるナイフで表面に1本切り込みを入れていきましょう。切り込みは、深めにしっかり入れてください。
ガーリックフランスの場合は、先ほど作ったガーリックバターを切れ目にのせて焼きます。
明太フランスの場合は、切り込みにオリーブオイルを少しかけて焼きます。オイルをかけると、切り込み部分が高温になり、開きやすくなります。
10.焼成する。
オーブンを280℃で予熱しておき、8〜10分焼きます。オーブンにスチーム機能がついている場合は、はじめの3分間スチームを入れます。スチーム機能がない場合は、オーブンに入れる前に霧吹きで水をかけてから入れると、表面がパリッと焼き上がります。
明太フランスの場合は、焼き色が薄く付くくらいで一度取り出し、上に明太バターを塗ります。オーブンの設定を180℃に変更してもう3〜5分焼きましょう。
焼き上がったら、お好みでみじん切りのパセリをふって、できあがりです。
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『ガーリックフランスと明太フランス。』
ソフトフランスは、ミルクフランスやベーコンエピなどいろいろなアレンジレシピがあります。今回ご紹介したガーリックフランスや明太フランスは比較的簡単なうえ、おつまみなどにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活