あじの稚魚、「豆あじ」。地方によって「アジコ」「ジンタ」など、さまざまな呼び方があるようですが、だいたい5~6cmの大きさのものを指すことが多いよう。
この時期、安価でたくさん手に入り、骨ごと食べられて下処理も簡単。サイズが小さいので、フライパンを使って少ない油で揚げ焼きにできるなど、調理の手間も省けます。
豆あじは骨ごとカラッと揚げるのがおいしいいただき方。和風やスパイシーな味付けもよく合います。から揚げにしてカレー粉や山椒の粉+塩を添えたり、たっぷりの野菜とともに南蛮漬けにすれば、ご飯もビールも進む最高のおかずになりますよ。
まずは、その第一段階となる下処理の方法をご紹介しましょう!
豆あじの下処理 手順とポイント
豆あじは、うろこもヒレもぜいごも取る必要がなく、包丁を使わず手で簡単に下処理ができます。ただし、手の体温が伝わりやすく鮮度に影響を与えてしまうので、手早く作業することを心がけましょう。
手順1:頭とエラ、わた(内臓)をまとめて取るだけ!
頭の付け根の、エラのあたりに親指を入れ、ポキッと前に折ります。
手前に引くと内臓が付いてくるので、そのまま下に引っ張って頭ごと取ります。
ポイント
身を崩さないよう、力加減に注意!
骨も身も柔らかいので、作業は簡単。手に力を入れすぎず、優しく扱いましょう。
おいしい豆あじの見分け方は?
丸ごといただく豆あじは、鮮度の見極めが肝心です。ほかの魚と同様、「目」がそのチェックポイントに。透き通って透明感のあるものは新鮮ですが、濁っていて白っぽいものは鮮度が落ちているかも。
いかがでしたか? 「豆あじ」はとにかく下処理が簡単! 鮮魚店やスーパーでざるに盛られているのを見つけたら、ぜひ手に入れて挑戦してみてください。
●関連レシピ
豆鯵の唐揚げ
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