栄養バランスも◎!夏に食べたい冷や汁
冷や汁とは、魚のすり身などに味噌や薬味を加えてだしで溶いた冷たい汁物のことで、宮崎県や山形県などの郷土料理として有名です。今では各家庭でも夏に美味しく食べられる料理として広く定着しているように思います。食欲が落ちる夏でも、ご飯に冷や汁をかけることでサラッと食べやすくなりますし、魚や豆腐を使うので栄養バランスも良く、夏バテ予防にも最適です。
今回は、あじの干物で作る本格的な冷や汁と、さばの水煮缶で手軽に作れるレシピをご紹介します。この夏を元気に乗り切るためにも、ぜひ試してみてくださいね。
基本の冷や汁の作り方
最初に、あじの干物で作る本格的な冷や汁の作り方をご紹介します。
【材料(2人分)】
あじの開き 1枚
A味噌 大さじ2
A白ごま 小さじ1
きゅうり 1本
みょうが 2個
大葉 5枚
豆腐 1/2丁(約150g)
だし汁 300ml
氷 3~4個
ご飯 適量
【作り方】
【下準備】
・あじの開きは魚焼きグリルで焼く。骨と皮を取り除き、身をほぐしておく。
・きゅうりは輪切りにして、塩少々(分量外)をふって手でもみ、水分が出たら絞っておく。
1.みょうがは薄い輪切りにする。大葉は千切りにする。豆腐はキッチンペーパーで包んで余分な水分をふき取る。
【ポイント】
豆腐は絹でも木綿でもお好みでOKです。薬味もお好みでアレンジしてください。
2.ボウルにあじの身とAを入れて、よく混ぜ合わせる。
3.2をフライパンに入れて平らにし、表面に焼き色がつく程度に焼く。
【ポイント】
少し手間ですが、ここで味噌を焼くことによって香ばしさがアップします。
4.ボウルに塩もみしたきゅうり、みょうが、大葉、3を入れ、だしを注ぐ。
5.豆腐は手でちぎりながら加え、氷をお好みで加えて冷やす。
【ポイント】
氷を入れ過ぎると味が薄くなるので、味をみてお好みで加えてください。味が薄いと感じる場合は醤油を足し、濃いと感じる場合はだし汁か水を加えてください。
6.全体を混ぜ合わせて器に盛り付け、温かいご飯にかけていただく。
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夏に食べたい!香ばし冷や汁
火を使わず簡単!さば缶で作る冷や汁
続いて、さば缶を使った冷や汁の作り方をご紹介します。火を使わずに手軽に作れるのがうれしいポイントです。
【材料(2人分)】
さば水煮缶 1缶(約190g)
きゅうり 1/2本
みょうが 1~2個
大葉 5枚
豆腐 1/2丁(約150g)
だし汁 300~400ml
味噌 大さじ2と1/2
白ごま 少々
ご飯 適量
【作り方】
【下準備】
・豆腐はキッチンペーパーに包んで水気を切る。
1.きゅうりは薄い輪切りにして塩少々(分量外)をふってもみ込み、水分が出たらしっかりと水気を絞る。みょうが、大葉は千切りにする。
2.ボウルに味噌を入れ、だし汁を注ぎながらしっかりと味噌を溶かす。白ごまを加えて混ぜ合わせる。
3.2にきゅうり、みょうが、大葉を入れ、さば水煮缶を食べやすい大きさにほぐして加える。(このときに缶汁もお好みで加えてください)豆腐をちぎって加える。
【ポイント】
さば缶の汁にもうま味がたっぷりなので捨てずに使うのがおすすめです。
4.3を冷蔵庫で冷やし、器に盛り付ける。温かいご飯にかけていただく。
【ポイント】
あじの干物で作る冷や汁と同様に、味が薄いと感じる場合は醤油を足し、味が濃いと感じる場合はだし汁や氷を加えて薄めてください。
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サバ水煮缶の簡単冷や汁
いかがでしたか? あじの干物を使って作る冷や汁と、さば缶で作る冷や汁をご紹介しました。冷や汁にあまりなじみがないという方は、手軽に作れるさば缶の冷や汁から試していただくのも良いと思います。栄養たっぷりの冷や汁で、この夏を元気に過ごしていただけるとうれしいです。
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