家庭料理の人気おかずにして、定番メニューのハンバーグ。ひき肉を練って焼くだけ、とはいえ、なかなか上手に焼けないという声もよく聞きます。そこで今回は、肉汁がじゅわ~っと出てくるふんわりハンバーグを作るコツをお教えします。
ふんわりハンバーグのコツは「つなぎ」と「練り」と「予熱」
ここからは、ハンバーグをふんわり仕上げる3つのコツをおさえながら、基本の作り方を紹介していきます。
まず、大きめのボウルに、牛豚合挽き肉(牛:豚=7:3)と玉ねぎを入れます。
玉ねぎは生のまま加えますが、お好みで炒めた玉ねぎを加えても。炒めると、野菜の甘みがプラスされて美味しくなりますよ。
続けて加える材料が、ふんわりハンバーグを作るコツの1つ目!
●コツ1 ハンバーグの「つなぎ」には、卵と食パン、赤ワインを使う
ひき肉同士をつなぎとめる役割である「つなぎ」。卵やパン粉を使うレシピも多いですが、今回はやわらかくしっとりと仕上がるように、程よい水分と香り付けの赤ワイン、卵と食パンを使います。
乾燥パン粉を牛乳などに浸してから加える、という方法もありますが、乾燥パン粉は水分を吸ってやわらかくなるまで時間がかかるので、食パンを小さくちぎって加えると時短にもなりおすすめです。
さらに、肉の臭みを抑える「スパイス」のナツメグと黒こしょう、味付けに塩を加えておきます。
次にハンバーグを練りますが、ここで二つ目のコツ!
●コツ2 肉の粘り気が出るまで、手でしっかりと素早く練る
手の温かさで肉の脂が溶けると、パサつきの原因になるので、手早く作業をしましょう!練り終えたら、冷蔵庫に入れて寝かせてから成形します。
最後に成形して焼きますが、ここでもコツが。
●コツ3 フライパンの予熱はしっかりと。ハンバーグをおいたときにジュワッと音がするまで温める
中途半端な温度で焼くと、ハンバーグの肉汁が流れ出てしまい、パサついた食感になってしまいます。
そして、ハンバーグの中まで火が通るように、ハンバーグの中心部分をしっかり凹ませておくことも忘れずに! 成形時点で少しくぼませておき、フライパンにおいてからもう一度しっかり凹ませましょう。「凹みすぎでは?」と思っても、焼けてみれば不思議と中心部が膨らんでいるはずです。
焼いている間に出てくる脂はキッチンペーパーでこまめに取りましょう。片面にこんがりと良い焼き色がついたら、余分な脂や水分を取ってから裏返してふたをします。ここで脂と水分が残りすぎていると、裏面がキレイに焼けません。
もう片面にも程よい焼き色がついたら、弱火にして2~3分焼きましょう。
焼き上がりのサインは、ハンバーグの中心部分を少し押したときに出てくる透明な脂。必ず焼き上がりのときにチェックしてくださいね。
今回ご紹介した詳しいレシピや、簡単デミソースの作り方はこちら
https://oceans-nadia.com/user/13062/recipe/134637
ぜひお試しください♪