スペアリブを赤ワインとハーブで下味をつけ、トマトベースにビーツを加えて赤い煮込みにしました。スペアリブは先に丁寧にアクや脂を取りながら赤ワインで煮込むことで、脂っぽさが抜けトロトロになりトマトの酸味とビーツの香りと鮮やかな色でサッパリといただけます。
スペアリブを煮込む際に、最初のほうは灰汁と同時に脂がかなり浮き出してきます。これを丁寧に取り除かないと味がぼやけて脂っぽくなります。面倒ですが、最初の5分ほどは丁寧に取っていきましょう。また、ビーツの煮汁を加えるのは、赤の鮮やかな色味を出すためですので、特に入れなくてもかまいません。
スペアリブに軽く塩(分量外)を振り、赤ワインとローリエを入れた保存容器で3時間~一晩漬けておく。
たまねぎとセロリは薄くスライスし弱火の鍋で透明になるまで炒め、下準備で使った赤ワインとローリエを入れ沸騰させ赤ワインから出る灰汁を丁寧に取り除きコンソメスープを加える。スペアリブは、液をふき取り中火のフライパンで表面を焼き固め、鍋に移し弱火で30分スペアリブから出る脂を丁寧に取りながら煮込む。(最初はスペアリブが被るくらいの煮汁がない場合は、赤ワインもしくは水を足す)
ビーツはよく洗い皮ごと、塩と酢を少々(分量外)入れた水で沸騰直前の火加減で20~25分くらい茹でる。竹串がすんなり通るまで茹でたら、ビーツだけ取り出し皮を剥いて小口大に切っておく。
①の煮汁が3割ほどなくなったらローリエを取り出し、トマト水煮缶とビーツ、ビーツの煮汁 大さじ2程度を加え10~15分ほど煮込む。無塩バター、塩、コショウ、で味をととのえる。
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越智 美恵子
ケータリング料理人・調理師 →都内でホームパーティーや企業様の展示会などのケータリングサービスを主に、株式会社Nutrientsを運営しています。今まで訪れた国や地域で出会ったたくさんのおいしいものを,家庭でも再現出来るように考えています。調理師免許を取得しているので、料理の基本もお伝えできればと思っています。