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  • 公開日2022/09/26
  • 更新日2022/09/26

ジャンバラヤとは?|歴史や具材、レシピもご紹介!

アメリカ南部・ルイジアナ州のお米料理「ジャンバラヤ」。香辛料を効かせたスープで米を炊き上げるジャンバラヤは、難しそうなイメージがありますが、おうちでも簡単に作れます。今回は、ジャンバラヤの歴史から、パエリアとの違い、フライパンと炊飯器で作るジャンバラヤのレシピまでご紹介。ジャンバラヤには欠かせない、でも余りがちな「ケイジャンスパイス」を使った簡単レシピもご紹介しますよ。ぜひ一度作ってみてくださいね。

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ジャンバラヤとは?|歴史や具材、レシピもご紹介!

【目次】
・ジャンバラヤとは?
・ジャンバラヤはどんな味?具材は?
・フライパンで作る基本のジャンバラヤ
・炊飯器で作る基本のジャンバラヤ
・ケイジャンスパイスが余ったらこちらのレシピも!

 

ジャンバラヤとは?

ジャンバラヤとは、アメリカ南部のルイジアナ州の郷土料理。肉や魚介類、野菜を香ばしく炒め、ケイジャンスパイスやチリパウダーなどの香辛料を効かせたスープで米を炊き上げた、ピリッと辛味がある炊き込みご飯のようなお米料理です。

 

ジャンバラヤの歴史

ジャンバラヤの発祥の地であるルイジアナ州は、スペインに支配されていた歴史があります。そのときにスペイン人によりもたらされた「パエリア」が、フランス系カナダ人のアカディア人によって地元の食材を使ってアレンジされながら、独自の食文化である「ケイジャン料理」として定着していきました。

ケイジャン料理とは、移民が多かったルイジアナ州で、スペイン、フランス、アフリカの料理や調理方法が混ざり合って生み出された、素朴でシンプルな庶民の料理です。

 

ジャンバラヤはどんな味?具材は?

ケイジャン料理は辛味のあるスパイスを使うのが特徴で、主に「ケイジャンスパイス」という、唐辛子やクミン、オレガノ、コリアンダーなどの複数のスパイスに玉ねぎやにんにくの香りを効かせたミックススパイスが利用されます。

聞き慣れないスパイスですが、食材にまぶして焼くだけでケイジャン料理やBBQ、サラダ、タコスなどさまざまな料理が楽しめる便利な調味料です。

「ケイジャンスパイス」はカルディや業務スーパーにも売っているので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

 

ジャンバラヤの具材は?

ジャンバラヤの具材には、鶏肉やウインナー、玉ねぎ、セロリ、ピーマンが多く使われますが、そのときに手に入る食材を使って自由に作るのがジャンバラヤの魅力。牛肉や豚肉、ハム、ベーコン、魚介類、にんじん、コーンなど冷蔵庫にあるお好きな具材でいろいろなアレンジを楽しんでください。

 

ジャンバラヤとパエリアとの違い

ジャンバラヤと似ているのが「パエリア」。ジャンバラヤとパエリアの明確な違いはありませんが、メイン具材が魚介類で辛味がないものを「パエリア」、肉や野菜にチリパウダーやタバスコなどの香辛料を使ったスパイシーなものを「ジャンバラヤ」と呼んでいます。

ジャンバラヤには、フランス系カナダ人が作った茶色い見た目の「ケイジャン料理」と、パエリアが基の、トマトを使った赤い見た目の「クレオール料理」の2つの系統があります。


今回は、フライパンを使って生米から作るケイジャン料理のジャンバラヤと、炊飯器を使って簡単に作るクレオール料理のジャンバラヤの2種をご紹介します。また、ケイジャンスパイスの使い切りに役立つレシピ2品もありますよ。ケイジャンスパイスを使ったことがないという方も参考にしてくださいね。

 

フライパンで作る基本のジャンバラヤ

 

【材料(4人分)】

米 2合
鶏もも肉 1/2枚(160g)
ウインナー 3本
玉ねぎ 1/2玉
パプリカ 1/2個
セロリ 1/2本
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ2
Aケイジャンスパイス 小さじ2(10g)
Aタバスコ 小さじ1〜2
B料理酒 大さじ2
B水 350〜370ml
Bコンソメ(顆粒) 小さじ2
レモン(くし形) 4個
刻みパセリ お好みで適量

 

【作り方】

<下準備>
・鶏もも肉はひと口大に、ウインナーは1cm幅の輪切りにする。
・玉ねぎは根元を切り落とし薄皮を剥いて、パプリカはヘタと種を取り、セロリは筋を取って、それぞれ1cm角に切る。
・にんにくは半分に切り、芽を取ってみじん切りする。

1.フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れ、鶏もも肉を皮目を下にして入れて炒める。焼き目がついたら裏返し、ウインナーも加え焼き目がつくまで焼いて取り出す。

2.同じフライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れ、玉ねぎ、パプリカ、セロリを加えてザッと炒め、蓋をして火を弱め3分、玉ねぎがやわらかくなるまで蒸し焼きにする。にんにく、Aを加えさらに3分炒める。

3.米を加え、米が透明になるまで炒める。Bを入れて混ぜ、鶏もも肉とウインナーを戻し入れる。フライパンの中心までしっかり沸騰したら蓋をして、弱火で15〜20分煮る。火を止め、蓋をしたまま10分蒸らす。底からさっくり混ぜ合わせ、器に盛り、レモンを添えて刻みパセリを散らす。

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フライパンで簡単!基本の本格ジャンバラヤ

 

炊飯器で作る基本のジャンバラヤ

 

【材料(4人分)】

米 2合
鶏もも肉 1/2枚(125g)
ウインナー 4本
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 1/2個
ピーマン 2個
コーン缶 70g
オリーブオイル 大さじ1
塩・こしょう 適量
Aケチャップ 大さじ2
Aソース 小さじ1
Aコンソメキューブ 1個
Aすりおろしにんにく(チューブ使用) 小さじ1
Aチリパウダー 10g(小さじ2)
Aクミン 小さじ1
レモン(くし形) 4個
刻みパセリ お好みで適量

 

【作り方】

<下準備>
・鶏もも肉はひと口大、ウィンナーは1cm幅の輪切りする。
・玉ねぎは根元を切り落とし薄皮を剥いて、パプリカ・ピーマンはヘタと種を取り、それぞれ1cm角に切る。

1.フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏もも肉を皮目を下にして炒める。焼き目がついたら裏返し、ウインナーを入れて塩こしょうをふり、焼き目が付くまで焼く。

2.洗った米、玉ねぎ、コーン缶を炊飯釜に入れ、2合の線まで水を入れる。

3.Aを入れて混ぜ、鶏もも肉とウインナーを入れ、玉ねぎ、パプリカ、ピーマンをのせて炊飯する。炊き上がったら底からサックリ混ぜ合わせ、器に盛りレモンを添え、刻みパセリを散らす。

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炊飯器で簡単!子供も喜ぶ!ジャンバラヤ

 

ケイジャンスパイスが余ったらこちらのレシピも!

 

調味料ひとつで激うま!ケイジャンチキン

鶏もも肉にケイジャンスパイスをまぶしてフライパンで焼くだけの簡単料理。スパイシーでジューシーな鶏もも肉はご飯にもビールにもぴったり! ひと口食べたら止まらない美味しさです。

●詳しいレシピはこちら
調味料1つで激うま!ケイジャンチキン

 

カリッとほくほく!ケイジャンポテトウインナー

カリッとほくほくスパイシーなポテトとウインナーがたまらない美味しさ♪ ケイジャンスパイスで簡単に味が決まります。おつまみに最高ですよ!

●詳しいレシピはこちら
ビールに最高!カリッとほくほく!ケイジャンポテトウインナー


難しそうなイメージがありますが、実は簡単に作れるジャンバラヤは、ケイジャンスパイスで本格的な味が手軽に楽しめたり、ケチャップやソース、カレー粉など家にある調味料やお好きな具材で作れたり・・・と、アレンジも無限大。ぜひ、お好きな具材や味付けでオリジナルジャンバラヤを生み出して、我が家ならではの味を楽しんでくださいね。

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