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    • 公開日2016/04/20
    • 更新日2016/04/20

    献立の基本② いますぐ使える6つの献立のヒント

    献立を一汁三菜にしているし、調味料や調理法を変えているけど、何か物足りない…なんてことありますよね。その一歩先を行くために、主食や果物に焦点を当て、さらなる献立を目指しましょう。

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    献立の基本② いますぐ使える6つの献立のヒント

    前回、献立の考え方を紹介しましたが、考え方だけではどうもピンとこないという人もいるはず。今回は、それに加えて毎日の献立に使えるヒントを6つ紹介します。

     

    ヒント① 主食を変えれば献立が変わる

    献立を考えるときに、おかずばかりに気を取られていませんか?主食だって立派な献立の一員です。
    この主食をいつも『白いご飯』にしていては、もったいない。
    白いご飯の代わりに、雑穀米や玄米、炊き込みご飯にするだけで、献立に幅が出ます。
    洋風のときは、フランスパンやガーリクライス、サフランライスなどにするのも良いですし、中華のときは、最初からお粥にしても◎。
    このように、主食の幅を持たせることでも、献立に新しい風が吹くんです。

     

    ヒント② 果物も献立の一員

    果物も立派な食材です。果物=デザートと考えられ、献立に入っていないことが多いですが、学校給食や病院給食では、果物も献立の1つとして考えれらます。
    ここで、すぐに作れるオススメレシピを紹介します。

     

    さっぱりフルーツポンチ

    材料(4人分)
    ・カットパイン・・・80g
    ・キウイ・・・1個
    ・いちご・・・8〜12粒
    ・ブルーベリー・・・20〜30g
    ・サイダー・・・200ml
    ・ペパーミント・・・少々

    下準備
    ・キウイは皮をむき、半月切りにする
    ・いちごはヘタをとり、タテ半分に切る。

    作り方
    ①器に切った果物を入れ、サイダーを注ぎ、ミントを飾る。

    レシピ詳細はこちら

    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/138317

    レシピの果物がなくても、冷蔵庫にある果物を切って、サイダーに漬けて即席フルーツポンチを作ったり、ヨーグルトと和えたりして器に盛りつけるだけで『副菜2』として食事と一緒に出すと、食卓に変化が出るのでオススメです。

     

    ヒント③ 汁物・副菜1・副菜2で食材に変化を

    汁物・副菜1・副菜2に使う食材をかぶらないようにするのも1つの方法。そして、この時に『野菜・きのこ・海草』が入るようにします。

     

    例)和食のとき

    味噌汁・・・里芋、にんじん、油揚げ
    お浸し・・・ほうれん草、しめじ
    酢の物・・・きゅうり、ワカメ、カニカマ
    汁物や副菜に、タンパク源である大豆製品や魚介類を少し加えると、そこからうま味が出て、味に広がりが出るので、調味料を多く使わずに済み、減塩にも繋がります。

     

    ヒント④ 汁物に合わない食材はない

    献立にほぼ毎日登場する汁物ですが、いつも同じ具材ではもったいないです。いつも飲む汁物だからこそ、具材に変化を持たせましょう。

    味噌汁なんかは、具材をゴマ油で炒めてからそこに水と味噌を足して作る「雷汁」や、普通に味噌汁を作って最後に豆乳をプラスする「豆乳味噌汁」など、変幻自在です。

    「これって味噌汁に合う?」「これってコンソメスープに合う?」と思い立ったときが新たな味を発見するチャンスなんです。

     

    ヒント⑤ マヨネーズが万能

    マヨネーズの原料は卵・油・酢です。この3種は和洋中どの料理にもよく使われます。ということは、これらの原料で作られたマヨネーズが和洋中どんな料理にも合うということなんです。

    そして、マヨネーズは単体としてだけではなく、醤油をちょい足しして和風っぽくしたり、コンソメをちょい足しして洋風っぽさを強くしたりなんて、自由自在にアレンジできるのも◎。

     

    ヒント⑥ ハーブやスパイスを味方に

    ハーブやスパイスを常備していますか?ブラックペッパーやパセリは、どこのご家庭にもあるかと思いますが、ローズマリーや花椒などは常備していないという方も多いかもしれません。

    ハーブやスパイスは、エスニック料理だけでなく、和洋中なんでも使えます。いつもの和食にスパイスを加えるだけで、ガラリと違う料理になるんです。少しずつハーブやスパイスを揃えていくのも献立の幅を広げることにつながります。

     

    我が家の献立を作ろう

    前回と今回で献立の考え方やヒントをお伝えしました。
    献立で悩んでいる方への解決の糸口になれたら嬉しく思います。
    全部実践できなくても、毎日実践できなくても良いんです。毎日料理している中で、少しずつ「我が家の味、我が家の献立」が自然と出来ていきます。
    献立に悩むことに精一杯にならずに、肩の力を抜いて毎日の料理を楽しんでくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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