カビは「温度・湿度・酸素・栄養」で増える
カビは梅雨時期のジメジメとした気候が大好き。具体的には温度20〜30度ほど、湿度が80%ほどを好みます。まさに梅雨時期はカビがどんどん繁殖する絶好の季節なんです。
また、カビが繁殖するには、酸素と栄養が必要です。食べ物の残りカスなどがあるキッチンはカビにとって栄養豊富で繁殖しやすいんです。
冷蔵庫も安心できません。温度が低くても生息するカビもいますので、冷蔵庫内も注意が必要です。
カビは食中毒の原因にもなる
梅雨や夏は食品が傷みやすい季節で、食中毒も多くなります。
実はカビも食中毒の原因になります。キッチンのカビが知らない間に食品についていて、食中毒になるということも考えられるんです。
まさにカビは百害あって一利なし! 梅雨時は普段にも増して対策が重要です。
今すぐやめたい!間違ったカビ掃除
①乾いた布で拭き取るカビを発見した時に乾いた布で拭き取っていませんか? その方法では、カビが拭き取りきれず、かえって撒き散らす原因にもなってしまいます。カビを見つけた場合は布に消毒用アルコールをつけて、優しく拭き取るようにします。
②掃除機で吸うキッチンマットなどがカビてしまった場合、掃除機で吸う方もいるかもしれません。ですが、掃除機で吸うとカビ胞子をさらに撒き散らす原因になるので、掃除機で吸うのはNGです。
キッチンでのカビ対策4箇条
①換気扇は常にON!!料理中や片付け中に換気扇を付けていますか?ただでさえ、湿気が多いこの季節、料理をしていると知らないうちにどんどん湿度が上がります。
料理をしていないときでも換気扇を付けて湿気が溜まりにくいようにしましょう。日中は換気扇を付けておくことでカビ対策になりますよ。
②シンク周りは常に乾いた状態に
シンクはカビの大好きな場所です。食べカスだけでなく、石鹸カスなどもカビは大好きなんです。
そんなカビの大好物は面倒でも毎回取り除くことが大事。片付け後は、消毒用アルコールなどでシンクやキッチン台をきれいに拭きます。消毒用アルコールは揮発性が高いので水拭きよりも速く乾くんですよ。
③シンク下の湿気対策
シンクだけなく、シンク下にも湿気は溜まりやすいんです。日頃から整理整頓しておき、湿気取りなどを置くようにしましょう。
また空気がこもりがちなので、1日に10分でも良いので、シンク下の戸を開けて、空気の入れ換えをするのもオススメです。
④冷蔵庫は定期的に掃除する冷蔵庫は温度は低いですが、カビの発生がないわけではありません。冷蔵庫内も1ヶ月に一度は食品を取り出して掃除をしましょう。この時も消毒用アルコールスプレーなどで庫内を拭くときれいになります。
カビ対策は1日にしてならず
いかがでしたか? カビ対策は1日にしてならず、です。
日々の片付けにアルコールでの拭き掃除を追加したり、こまめに換気をすることで、カビ対策は可能です。清潔なキッチンをキープして、カビを寄せ付けない生活をしてくださいね。
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