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    • 公開日2016/06/05
    • 更新日2016/06/05

    梅雨のお弁当のレシピ&注意点 「傷まないお弁当」の作り方

    梅雨は特に心配な「お弁当」の衛生状態。梅雨は湿度や気温が上昇し、菌が繁殖しやすくなるので、他の季節以上に注意が必要です。お弁当を傷めないためのポイントを紹介します。これで食中毒の原因を解消して安全なお弁当ライフを!

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    梅雨のお弁当のレシピ&注意点 「傷まないお弁当」の作り方

     

    お弁当が傷む原因は「菌」

    梅雨になると心配になるお弁当。食中毒の原因になる「菌」は、気温37度・湿度60%ほどのジメジメした季節が大好きで、冬と比べると繁殖しやすくなります。

    お弁当は、作ってから食べるまで何時間と空いてしまうので、その間に菌が繁殖してしまうことも…。そうならないためにも、今一度お弁当を作る上での衛生ポイントを知りましょう。

     

    菌を付けない!増やさない!

    お弁当を作る上で重要なのは、「菌は付けないこと」と「増やさないこと」です。

    衛生チェックポイント
    ・調理前・調理中はこまめに手を洗う
    ・清潔な調理器具を使う
    ・加熱調理した食品にする(要冷蔵の食品は避ける)
    ・素手や直箸でおかずを詰めない
    ・弁当箱を洗って、よく乾燥させる(アルコールスプレーをすると◎)
    ・完全に冷ましてから蓋をする
    ・保冷剤を活用する

    これらを守れば、ほぼお弁当が傷むことはありません。

     

    その食品、そのまま入れて大丈夫?

    先ほどの衛生チェックポイント以外にも、「菌をつけない・増やさない」ために気を付けたいことをご紹介します。

     

    生野菜以外は加熱が鉄則!

    ほとんどの菌は75度以上で1分加熱すれば死にますので、お弁当に入れるおかずは加熱調理を行いましょう。ちくわやカニカマ、ハムなどもこの時期は加熱するようにしましょう。

    また、お弁当によく登場するミニトマトですが、ヘタの部分から傷みやすいので、お弁当に入れるときには、ヘタを取ってから入れましょう。

     

    ごはんはひと工夫で傷みにくくなる

    日の丸弁当で梅干しの殺菌効果が効くのは、梅干しの周辺だけです。梅干しを刻んで混ぜ込んだり、ご飯を炊くときに梅干しを1個入れて炊く方が効果的です。

    また、ご飯2合に酢大さじ1を入れて炊くことでも、食中毒予防ができます。酢のすっぱさも感じないので、オススメです。

    熱々のご飯をお弁当に詰めるとおかずも温まってしまうので、ご飯も少し冷ましてから詰めるようにしましょう。

     

    調味料を工夫して抗菌する

    抗菌作用のある調味料や食品を駆使して、おかずをアレンジしても◎。

    抗菌作用のある調味料・食品とアレンジ例
    ・からし…お浸しに少量のからしをプラス
    ・マスタード…いつものソテーをマスタード風味に
    ・わさび…わさび醤油のキノコソテーで大人の味
    ・しそ…ゴマや甘酢生姜などと一緒にご飯に混ぜ込むと絶品
    ・梅干し…ポテトサラダに梅干しを混ぜ込んで和風に
    ・しょうが…きんぴらに生姜をプラスでさっぱり風味
    などなど。

    抗菌作用のある調味料や食品を使うことで、菌を増やさないだけでなく、さっぱりとした味付けになり、梅雨や夏場でも食べやすくなります。

    また、おかずは水分が少ないものにします。揚げ物や炒め物などがベスト。水気が出やすいおかずはこの時期は避けたほうがベター。

    ソースなどのタレをかけるおかずの場合は、タレを別容器に入れて直前にかけるようにしましょう。

     

    衛生ポイントを知って食中毒予防

    梅雨や夏場のお弁当作りの衛生ポイントを紹介しました。毎日作るお弁当だからこそ、安全で安心なお弁当を作れるとよいですね。

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    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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