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    • 公開日2017/10/13
    • 更新日2017/10/13

    「くるみゆべし」のレシピ!レンジで簡単&おいしい

    「くるみゆべし」は電子レンジを使えば、わずか10分ほどで作ることができるって知っていますか?今回は普段のおやつにもおすすめの手軽に作れる「くるみゆべし」のレシピをご紹介します。カリッとした香ばしいくるみの歯ごたえともちもち食感のハーモニーがたまりません。

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    実は奥の深い和菓子「ゆべし」

    お土産物でもよく見かける「ゆべし」。使うお砂糖によっても風味が全く違って感じられますが、フルーツやナッツなどの食材を組み合わせたさまざまなバリエーションがありますね。さらに、味に地域性があったり、形まで違ったりするので、実はゆべしは奥の深い和菓子なんです。

    ではまず、ゆべしがどんな和菓子なのかをご紹介していきたいと思います。

    「ゆべし」は、漢字では「柚餅子」と書くように、もともとは柚子を使った餅菓子のことを指していました。一般的に、米の粉に砂糖や味噌、ゆずの皮を加え、それをこねて蒸して作ります。

    柚子を使ったゆべしは主に西日本の各地にみられますが、ゆずの中身をくりぬいて中に入れ込んで蒸した丸ゆべしや、形状が板状のもの、棒状のもの、竹の皮に包んで蒸したものなど様々なゆべしがあります。

    その中でも、くるみゆべしは一般的なゆべしとは異なりゆずは使っていません。また、味噌や醤油を使った甘じょっぱい味やくるみやごまを使うものもありますが、これらは東北・北関東近でよく見られます。おそらく、ゆずの産地から遠く離れていたためと考えられています。

    いわゆる行事食でもないゆべしに、地域ごとの特徴があるなんてとても興味深いですね。

     

    くるみゆべしの作り方

    ここからは、電子レンジで手軽に作れる絶品もちもちくるみゆべしの作り方をご紹介したいと思います。

    【材料(6切分)】
    (※今回は、10×15.4×深さ5.7cmの容器で作りました)
    白玉粉…100g
    水…140ml
    Aきび砂糖…90g
    A醤油…小さじ2
    くるみ…40g
    片栗粉…適量

    【作り方】

    【下準備】 くるみはフライパンで香ばしく煎っておきます。

    1.流し入れる容器にゆべしがくっつかないように、茶こしを使って片栗粉を容器全体にふっておきます。

    2.耐熱ボウルに白玉粉を入れて、分量の水を少量ずつ入れゴムベラでダマをつぶしながら混ぜます。

    3.さらに材料Aも加え混ぜ合わせます。

    4.ラップをして600wの電子レンジで2分加熱し、その間にくるみを粗く割っておきます。(包丁で刻んでも良いです)

    ※電子レンジで2分加熱した状態がこちらです。

    5.4をいったん電子レンジから取り出し、ゴムベラでよく混ぜてからラップをしてさらに1分加熱します。
    ※追加で1分加熱した状態がこちらです。

    6.ゴムベラでよく混ぜてからくるみを加えて混ぜたら、ラップをしてさらに30秒電子レンジで加熱します。

    7.片栗粉をひいた容器に6を流し入れ平らにならしたら、表面にも片栗粉をふり粗熱が取れるまで常温で置いておきます。

    8.冷めたら容器から取り出し、6等分にカットします。切った断面もくっつきやすいので片栗粉をつけてください。

    切る時は包丁よりもカードを使った方がくっつきにくくて便利ですよ。

    ●詳しいレシピはこちら
    『もっちりやみつき胡桃ゆべし。』

    ゆべしはとても柔らかくもちもちしているためかなりくっつきやすいです。調理中は片栗粉を表面に多めにつけると扱いやすいですよ。

    多めに付けた片栗粉を取りたい時は、刷毛などで払ってから盛り付けると見栄えも良くなります。



    いかがでしたでしょうか? 見た目はちょっぴり地味めなくるみゆべしですが、味も食感もやみつきになるこの美味しさは食べた人にしか分かりません! お砂糖も黒糖を使ったり、味付けに味噌を加えたりなど、自分好みのゆべし作りを楽しんでみてくださいね。



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    このコラムを書いたArtist

    がまざわ たかこ
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    がまざわ たかこ

    料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。

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