レシピサイトNadia
  • 公開日2019/03/21
  • 更新日2019/03/21

ご飯やお酒のお供に!春のごちそう“ふき味噌”を作ってみよう

一度は手作りしてみたい“ふき味噌”。ほろ苦い春の味はこの時期だけのごちそうです。しかも、ご飯やお酒に合うだけでなく、調味だれとしていろいろなお料理に活用できちゃう優れもの。今回は、初めて挑戦する方向けに、ふきのとうの選び方や保存方法と、作りやすいふき味噌のレシピを丁寧にご紹介します。

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ご飯やお酒のお供に!春のごちそう“ふき味噌”を作ってみよう

 

ほろ苦さがクセになる!春の山菜“ふきのとう”とは

この時期スーパーなどでよく見かける“ふきのとう”。コロンとした見た目がかわいらしい、春の訪れを感じさせてくれる野菜の1つです。

ふきのとうは、同じく春を代表する山菜“ふき”の蕾。花が咲き終わった後に茎のような葉柄の部分が伸びて、ふきになるんです。

ふきのとうには、デトックス効果が期待できるカリウムや食物繊維など、女性に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。

そして何より、ふきのとうの香りと苦みには特別な効果があり、冬の間に滞った新陳代謝を活発化させる働きがあると言われています。香り成分は食欲を増進させて、消化を促進させる効果があるのだそう。

私たちがふきのとうを美味しいと感じるのは、この時期の身体が求めているからなのかもしれませんね!

 

ふきのとうの選び方と保存方法

せっかく作るふき味噌も、素材の状態が良くないと美味しく作ることができません。ここでは、ふきのとうの選び方と保存方法を簡単にご紹介します。

まず、ふきのとうを選ぶ際に目安になるのは、「色・形・大きさ」です。

ふきのとうは日に当たると緑色になって、苦みもアクも強くなりアク抜きが必要になります。反対に、色が薄くて黄色に近いものはあまり日に当たっていないため、苦みが弱くアクも少ないと考えられます。そのまま天ぷらなどにして食べたい場合は、色が薄めのものを選ぶといいでしょう。

次に形と大きさですが、蕾が開いていたり大きくなりすぎたりしているものは、苦みが強くなってしまって美味しくありません。蕾がまだ閉じていて、小ぶりのものの方がより美味しいでしょう。

保存する際は、乾燥しやすいので湿らせた新聞紙で包んで冷蔵庫で保存し、1~2日以内に調理するようにしましょう。

 

ご飯のお供にも調味だれにも!春に食べたい“ふき味噌”の作り方

【材料(作りやすい分量)】
ふきのとう…10個(約80g)
サラダ油…大さじ1
A酒…大さじ2
A砂糖…大さじ2
Aみりん…大さじ1
A味噌…80g

【下準備】
鍋に湯を沸かしておきます。ふきのとうを水洗いし、一番外側の葉は汚れたり乾燥したりしているので取り除いておきます。

【作り方】
1.湯が沸騰したら、ふきのとうを3分ほど茹でます。入れると浮き上がってしまうので、お箸で沈ませるか落とし蓋をしましょう。 落とし蓋がない場合は、アルミホイルで代用できます。

2.冷水に5分~10分さらしてアクを抜きます。 長く水に浸けるほど苦みや香りが抜けますので、さらし過ぎには気を付けましょう。

3.ふきのとうを水にさらしている間に、材料Aの計量をしておきます。

4.2のふきのとうを両手でぎゅっと絞って水気を切り、粗めのみじん切りにします。
※ここで時間をかけるとアクが回って黒ずんでくるので、手早く切って次の作業に入りましょう。

5.鍋を熱してサラダ油をひき、中火で4を炒めます。

6.全体に油がなじんで香りが出てくるまで炒めたら弱火にし、計量しておいた材料Aを加え、水気が無くなり味噌のかたさになるまで練りながら煮詰めます。

7.バットなどに移して粗熱を取ります。冷めたら保存容器に入れ、冷蔵庫で10日ほど保存可能です。

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『ふき味噌(ばっけ味噌)』



ふき味噌と言えばご飯のお供のイメージですが、おにぎりに塗ってふき味噌の焼きおにぎりにすると苦みと香ばしさが絶妙にマッチして美味しいですよ。

また、パスタやきのこ類に和えるのもおすすめ。厚揚げや旬の新じゃがいもに塗ってこんがり焼くと、簡単に春らしいおかずが作れちゃいます。

いろいろな料理に活用できるふき味噌。ちょっと多めに作っておいて、ぱぱっと作りたいおつまみに使うのもおすすめです。今年はぜひふき味噌を作って、春の香りの食卓を囲んでみてくださいね。



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