今が旬!おいしいふきの選び方
ふきの美味しい季節は4月から6月と言われているので、まさに今が旬真っ盛り! お値段も手頃になるので、ぜひ生のふきを買って下ごしらえからトライしたいですね。
そこで大切なのがふきの選び方です。ふきは時間が経つとアクを強く感じやすいので、鮮度の良いふきを選ぶことが重要ですよ。
まず注目してほしいのが「色」。緑が鮮やかで、みずみずしいものが新鮮です。
次に「切り口」をチェックしてみてください。変色が強く、干からびているものは鮮度が落ちてきている目安になるので気を付けてくださいね。
そして、長いまま売られている場合は「張りの良さ」も大切なチェックポイントの一つ。
スペースのある売り場でしたら、周りに気を付けて横にして持ってみてください。重力に耐えられず、ぐにゃっとなってしまうものは鮮度が良くないので、なるべくピンと張っているものを選びましょう。
ふきの栄養価は?
ふきの栄養素は実はこれといって目立つものはありませんが、食物繊維や高血圧予防に役立つカリウムなどが含まれています。
そして、注目すべきはその苦み。
「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」と昔から言われているように、春は苦みを摂ることで身体を目覚めさせ、冬の間の老廃物を排出する働きがあると考えられています。
身体のリズムを整える、という意味でもふきを積極的に食べたいですね。
意外と簡単!ふきの下ごしらえ
ふきやたけのこ、山菜など、春が旬の野菜は下ごしらえが大変というイメージがあると思いますが、実はふきの下ごしらえは意外と簡単なんですよ。早速ご紹介していきましょう。
【分量】
ふき…1束(200g前後)
塩…小さじ1
【下ごしらえの方法】
1.鍋の大きさに合わせてふきを切ります。
2.まな板の上にふきをのせ、塩をまぶして手のひらでコロコロ転がしてなじませます。
3.沸騰した湯で2分ほど茹でて、すぐに冷水にとります。
4.ふきの端の方から筋をつまんで 何本か束ねてからすじをむきます。
【保存方法】
下ごしらえが終わったふきは、保存容器かジッパー付きのビニール袋に水と一緒に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
水を何度か変えれば1週間ほど保存可能です。ただし、香りが抜けやすいので早めに食べるのがおすすめです。
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『ふきの下処理。』
まずは基本から!ふきの炒め煮の作り方
ふきを使った定番料理と言えばやっぱり炒め煮! シンプルですが、ふきは油との相性が良いので一番おいしい食べ方の一つです。たくさん作って作り置きするのもおすすめです。
【材料(3人分)】
ふき(下処理したもの)…230g
サラダ油…小さじ2
A 出汁…150ml
A 砂糖…大さじ1
A 薄口醤油…大さじ1.5
A みりん…大さじ1
鷹の爪(輪切り)…適量
ごま油…適量
【下準備】
出汁は好みのものを煮だして冷ましておきます。
【作り方】
1.ふきは水気をとって3センチくらいの長さに切ります。
2.鍋を熱してサラダ油をひき、1を炒めます。
3.2の鍋にAの調味料と鷹の爪(輪切り)を加え、煮汁が少なくなるまで煮ます。
(鷹の爪は切らずにそのまま使っても良いですが、輪切りにした方が辛味が感じられます。)
3.煮汁が残り少なくなったら、ごま油をひと回しかけて火を止めます。
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『ふきの炒め煮』
ふきを使ったおすすめレシピ
下ごしらえさえ済ませておけば、ふきはいろいろなお料理にアレンジしやすく、時短調理にもつながります。
ふきはその独特の香りを生かしてシンプルに調理するのがおすすめ。油を使うと苦味が軽減されるので、お子さんでも食べやすくなりますよ。
甘辛味が美味しい!ふきと牛肉の味しみ丼
牛肉のコクのある脂とふきは相性ぴったり。このレシピでは、赤身より少し脂のある肉を使うのがおすすめです。ふきと牛肉を甘辛味でさっと煮て、ご飯にのせるだけの簡単レシピ。箸が止まらなくなる絶品どんぶりです。
【主な材料】
ふき
牛肉
砂糖
醤油
ご飯
温泉卵
●詳しいレシピはこちら
『ふきと牛肉の味しみ丼』
箸が止まらない!ふきナムル
早い、簡単、うまい、と三拍子そろった嬉しいおかずです。ラー油でピリ辛に仕上げているのでおつまみにもおすすめです。ふきとごまの香りがたまらない、シンプルなのにやみつきなおいしさ!
【主な材料】
ふき
塩
ラー油
白すりごま
焼き海苔
●詳しいレシピはこちら
『やみつき!ふきナムル』
食感も楽しめる!ほかほか♪ふきおこわ
春らしい香り漂う、ふきのおこわです。このレシピではSTAUBの鍋を使用していますが、それ以外のお鍋を使ってガスやIHで炊く場合でも、全く同じ手順で大丈夫です。
また、炊飯器の場合でも、調味料などの分量も水加減も同じでOK! おこわの水加減が書かれている炊飯器の場合はそれに従ってくださいね。
どの方法で炊く場合でも、ふきを入れるタイミングは蒸らしの段階にしてください。ふきの色が変わりにくく、お米にきちんと香りが移ります。
【主な材料】
もち米
ふき
油揚げ
出汁
薄口醤油
みりん
酒
●詳しいレシピはこちら
『ふきおこわ』
ご飯のお供に!ふきの葉の佃煮
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捨てられてしまいがちなふきの葉っぱですが、茎と同じように塩をもみこんでから茹でれば佃煮やふりかけにしてとってもおいしく食べられます。おにぎりにもぴったりですよ。
【主な材料】
ふきの葉
白ごま
しょうゆ
砂糖
酒
ごま油
●詳しいレシピはこちら
『ごま香る ふきの葉の佃煮。』
いかがでしたか? 味から季節を感じられることは食卓を楽しくする要素のひとつでもあります。ぜひ、春の苦みを楽しむふき料理を作ってみて下さいね。
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