調理方法や保存方法によってどのくらい日持ちするかは変わってきます。作り置きおかずを美味しく保存するための調理のポイント、保存のコツを紹介していきます。
作り置きするときの調理のポイント
1.清潔な調理道具を使用する
菌の繁殖を防ぐためにも、包丁やまな板、箸などは清潔なものを使用しましょう。キッチン用のアルコール除菌スプレーを使用するのもおすすめです。手洗いもしっかりと行いましょう。
2.食材にしっかりと火を通す
食材についている菌は加熱することで減らすことができます。加熱が甘いと保存中に菌が繁殖しやすくなります。中までしっかりと火を通しておきましょう。食中毒を予防するためには中心部の温度を75℃で1分間以上加熱することが必要だとされています。
3.水気をしっかりきる
水分が多いと菌が繁殖しやすくなります。和え物は水分が出やすいので、食材の水気をしっかり絞る、拭くなどしてから味付けします。水分が多い食材や料理はあまり日持ちしないので、早めに食べきるようにしましょう。
煮物は煮詰めて汁気をとばしておくと日持ちしやすくなります。
4.濃いめに味付けする
塩や砂糖、しょうゆなどを加えて濃いめに味付けをすることで保存性が高まります。
5.酢やスパイス、オイルを使用する
酢、梅干し、レモン、こしょう、わさび、唐辛子、にんにくなど、殺菌効果がある調味料や食材を使用すると日持ちしやすくなります。また、オイル漬けにしておくと食材が空気にふれないので長持ちします。
保存のコツ
1.清潔な保存容器を使用する
保存容器はきれいに洗い、しっかりと水気を拭き取ってから使用します。熱湯消毒やキッチン用のアルコール除菌スプレーで消毒してから使用するとより安心です。
2.しっかりと冷ましてから蓋をする
料理が熱い状態で保存容器に入れると容器に水滴がつき、菌が繁殖する原因になります。できあがった料理は手早く冷ましてから保存容器に入れて冷蔵しましょう。
保存袋に入れる場合は、空気を抜いてから保存します。
3.作った日が分かるようにしておく
料理の作成日をマスキングテープなどに書いて保存容器に貼っておくと便利です。
4.料理を取り分けるときはきれいな箸やスプーンで
作り置きの料理を取り分けるときは、きれいな箸やスプーン、トングなどを使用します。直箸で取り分けると料理が傷みやすくなるので気をつけましょう。また、手にも菌がついているので素手で触るのは避けましょう。
ポイント・コツ
・生で食べるおかず以外は、再加熱してから食べるようにしてください。
監修:Nadia編集部
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