春を味覚で感じられるものの一つ“ふき味噌”。田舎出身の私にとっては“ばっけ味噌”の呼び名の方が馴染みがあります。今回は信州みそを合わせて作りました。合わせるお味噌によってまた違った美味しさになりますので、お好みのお味噌で作ってみて下さいね。
時短で作る場合は、茹でずに刻んですぐに炒める方法もあります。苦みを抑えたい方は、下茹でしてさらすことでアクを除いて食べやすいふき味噌にすることが出来ます。さらしすぎるとせっかくの香りが飛んでしますので気を付けましょう。
ふきのとうは外側の葉を一枚はずします。 鍋に湯を沸かしておきます。
ふきのとうの苦みを抑えるため沸騰した湯で3分ほど茹でます。 浮き上がるので、お箸で沈ませるか落し蓋をするとよいです。
冷水につけてそのまま5分ほどさらしてアクを抜きます。
さらしている間に味噌を計量しておきます。
ふきのとうは両手でぎゅっと水気を絞って粗めのみじん切りにします。 ※ここで時間を置くとどんどんアクが回ってきてしまうので手早く切って次の作業に入ります。
鍋を熱してサラダ油をひき、中火で4を炒めます。
全体に油がなじんで香りが出てくるまで炒めたら、弱火にしてA 酒大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、味噌80gを入れ混ぜ、味噌の固さになるまで練りながら煮詰めます。
バットなどに移して粗熱を取ります。 冷めたら保存容器に入れ冷蔵庫で10日ほど保存できます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。