冷たくて濃厚な豆腐がより美味しく感じる季節です。 特別な道具がなくても手軽に作れるざる豆腐。ごちそう感もあっておもてなしにもぴったりです。 大豆本来の甘さに感動しますのでぜひ作ってみて下さいね。 副産物のおからも絶品!煮物やハンバーグ、ドーナツなど美味しく生かせます!
シンプルなものなので美味しく作るには良い素材を。 美味しい大豆や水を使うと美味しさが際立ちますよ。
大豆(乾燥)は良く洗って、大きなボウルに10時間ほど浸して戻します。 冷蔵庫に入れる場合や冬に作る際は16時間ほど浸水します。 豆腐の美味しさは水に影響されますのでミネラルウォーター(軟水)などを使うと良いです。
ミネラルウォーター(浸水用)でしっかり浸水した大豆は3倍くらいの大きさに戻っています。
〇生呉を作る 浸水した水ごとハンドブレンダーかミキサーにかけて生呉を作ります。
指でとってみて粒つぶが少し残る程度まで砕きます。
大きな鍋に生呉とミネラルウォーター(豆乳用)をいれて中火にかけて沸騰させます。撹拌するときに使ったボウルやミキサーにミネラルウォーターを入れてすすいでから鍋に加えると無駄がないです。 鍋底が焦げやすいので木べらで混ぜながら煮ます。 途中泡がもこもこ上がってきますので吹きこぼれない火加減に調整し良い香りがしてくるまで15分ほど煮ます。
〇豆乳とおからを分ける さらしを敷いたざるをボウルで受けるようにして、4を流し入れます。
さらしの口からおからが出ないように気を付けて、上から木べらなどで押し付けて豆乳を絞り出します。 豆乳がなるべく熱いうちに絞ると仕上がりが美味しくなります。
鍋に入れ、豆乳の重さを測ります。(今回は1120mlでした。) 豆乳の1%のにがりを用意します。
豆乳の温度を測り、75~80℃になるように火にかけます。
〇にがりをうつ 火を止めてにがりを加えたら木べらで2~3回静かに混ぜて蓋をし15分程放置します。
豆腐が固まったらおたまですくってざるに入れます。 下から水分が抜けてきますのでバットなどの上に置くと良いです。
エディブルフラワーや彩りの良い野菜などを上に散らしてもかわいいです。
表面が乾かないよう、さらしなどをかぶせて冷蔵庫で冷やします。 お好みで青葱、生姜、かつお節を添えてどうぞ。
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2021/06/30 23:49
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。