丸ごと漬け込むみかんがかわいらしく、なんとも目を引くシロップ漬け。 フレッシュなみかんと違って、シロップが浸透しこれだけで贅沢なデザートのように仕上がります。 出回る時期に仕込んで、希少な夏に冷やして食べるととってもごちそう感があります。
みかんはどんなものでも大丈夫ですが、小ぶりで酸味がある方が漬かった時の味のバランスが良くおすすめです。
保存瓶をきれいに洗い、アルコールなどでしっかり吹いておきます。
シロップを作ります。 小鍋にA グラニュー糖350g、水350gを入れて火にかけグラニュー糖が溶けたら冷ましておきます。
みかんは皮を向いて、すじもざっくりと除きます。
保存瓶にみかんを入れて、シロップ液を瓶の8割分目くらいまで流し入れます。
蓋をしたら 瓶がしっかり入る深さの鍋にいれ、かぶる程度の水を入れて強火にかけます。 沸騰したら中火にし、30分煮ます。 ※煮沸する際は鍋底に布巾などをしくとガタガタしません。
鍋から取り出し、粗熱が取れたらクリップを外します。しっかり脱気できていれば蓋が固く閉じられて密封状態になっています。 保存は常温で一年ほど。3か月くらいからが味がなじんでおいしく食べられます。開封後は冷蔵庫で2週間程度です。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。