お米を牛乳で甘く煮る、スペイン南部アンダルシア地方のデザート。ひんやりサラリ、不思議と懐かしさを感じる優しい味わいです。
お米は「茹でてから牛乳で煮る」これが一番のポイント。最初から牛乳で煮るとヌカが混ざってドロドロになってしまいます。 煮る時間を短めにして、ちょっとだけアルデンテの食感を残しても美味しいですよ(^-^)
たっぷりの湯に米を加え、時々混ぜながら中火で12分茹でます。 お米はブランドを気にせず、いつもの物でOK。
A 牛乳300cc、砂糖50g、塩小さじ1/5をあたため、2を加えます。 沸騰させないよう、ゆっくり混ぜながら弱火で7~8分煮ます。
シナモンパウダーを混ぜ、粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。 お好みでナツメグ・クローブ、すりおろしたレモンやオレンジの皮、ハーブ、ブランデーなどを加えてもOK
ザルにとり、流水でさっと流してから汁気をきります。 この段階では、お米はまだ芯が残っている状態。
イチゴやクルミ、ミントの葉をトッピングするのもオススメ。 冷し時間は1~2時間が目安。長時間置くとお米が水分を吸い込んでしまいますが・・・スペインの子供たちの間では、作った翌日の"太っちょアロスコンレチェ"も人気者です。
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加瀬 まなみ
スペイン料理研究家
埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2023年 優勝 審査員最高得点賞 受賞 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか