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  • 公開日2016/12/31
  • 更新日2016/12/31

カジュアルでかわいい「ワンプレートおせち」の盛り付けテクニック

おせちをお重に詰めずに、お気に入りのお皿に盛り付ける「ワンプレートおせち」はいかがですか? ワンプレートおせちは気軽だけど見た目は素敵! 気負わずに盛り付ける方法をご紹介します。

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カジュアルでかわいい「ワンプレートおせち」の盛り付けテクニック

 

少ない種類のおせちにぴったり!ワンプレートに盛り付ける「ワンプレートおせち」

朝食やランチに重宝するワンプレート。カジュアルなイメージがありますが、盛り付け方次第で、おもてなしの席にも活用できるんですよ。

お正月のおせち料理もそのひとつ。
お重にきっちり詰められたおせちは豪華で見栄えがしますが、たくさんのお料理を用意しなければならなかったり、食べきる前に飽きてしまったり、ということ、ありますよね。そんなお悩みには、ワンプレートおせちがおすすめ!

少ない種類のおせち料理でも、ちょっとしたコツできちんとお正月らしい雰囲気に仕上がりますよ。

 

ワンプレートおせちの5つのポイント

①〜④で盛り付け前の準備を、⑤で実際に盛り付けるときのポイントをお伝えします。

■今回、盛り付けに用意したおせち料理はこちらの6品
・海老のつや煮
・かまぼこ
・昆布巻き
・黒豆
・伊達巻
・なます


おせちは奇数の品数(3品、5品、7品のように)で盛り付けるのが基本ですが、お皿の大きさや人数などに合わせて組み合わせてみましょう。

 

①どちらを選ぶ?趣のある和食器、カジュアルな洋食器

ワンプレートおせちに使うお皿にとくに決まりはありません。食卓の雰囲気やシチュエーションに合わせてお気に入りの器を使いましょう。

まずは、盛るお皿を決めます。
日本のお正月らしい、趣のある雰囲気にしたいなら和食器が、少しカジュアルにしたい場合は洋食器がおすすめです。


同じお料理を盛っても、上の和の平皿と、下の洋のプレートでは印象が違いますよね。

迷ったときは、おせち以外のお料理や、取り皿、酒器などの雰囲気、飾る生花などに合わせて選ぶと、テーブルの上の一体感が生まれて美しくキマります。

 

■おすすめのお皿のサイズ(5種前後盛り付ける場合)

・1人分ずつ盛り付けるなら:直径15〜18cmのもの
・2〜3人分まとめて盛り付けるなら:直径24〜27cmのもの

ちなみに上の写真は、和洋どちらも直径24cmのお皿に、トップの1人分の写真は、18cmのお皿に盛り付けています。

 

■おせちにおすすめなお皿の色別イメージ

・白や青系:清々しいさわやかさを演出したいとき
・赤:かわいらしい華やかさを演出したいとき
・黒:シックで落ち着いた印象にしたいとき

 

②味移り予防と汁気対策は小皿や柚子釜におまかせ!

甘いもの、酸っぱいもの、汁気のあるものなど、おせち料理は種類が豊富な分、味わいも仕上がりの状態も様々。それぞれの味が混ざってほしくないときや、汁気のあるお料理を汁ごと盛り付けたいときは、小皿やミニグラス、柚子の中身を取って器状にした「柚子釜」が大活躍します。

■小皿やミニグラス、柚子釜に盛り付けたいもの
・酸味と汁気のあるなます
・そのままでは盛り付けにくい黒豆
・甘い栗きんとん

 

③かまぼこは飾り切りにして華やかさをプラス

かまぼこの飾り切りは、工程はシンプルなのに豪華に見えるものがたくさんあります。
お皿の中に1つあるだけでパッと華やかになるので、ぜひ取り入れてください。


Nadia記事でもかまぼこの飾り切りを紹介しているのでチャレンジしてみてくださいね。

●お正月を可愛く彩る!7つのかまぼこアートの作り方徹底解説

また、昆布巻きを輪切りではなく、斜めに切ることで門松のように見せたりするのもオススメです。

 

④効果的な葉物使いでよりお正月らしく

おせち料理は、作り置きのおかずが多いため、どうしても青いものが不足しがちです。
絹さややインゲンをお料理の彩りにされるご家庭も多いと思いますが、葉物使いで一気におせち料理らしい雰囲気になります。また、かさまし効果や葉っぱによっては抗菌効果も期待できるんですよ。

 

■おすすめの葉物

・松葉:下に敷いて高さを出したりアクセントに
・南天の葉:繊細な印象でアクセントに
・笹の葉:くるりと巻いて器代わりに
・ハラン:好きな大きさにカットして、お皿に敷けば上品な印象に


松葉や南天の葉はデパ地下の青果コーナー、笹の葉は製菓材料店、ハランはフラワーショップなどで手に入りますよ。

 

⑤いざ盛り付け!基本はいつものワンプレート

お料理や素材の準備ができたら、盛り付けていきましょう。

手軽に美味しそうに盛り付けるコツは5つ。

■奥から手前に向かって、順に盛り付ける
面積の大きいものや背の高いものを奥に、手前に背の低いものを配置すると型崩れしにくく、かつバランスが良くなります。

■主役のお料理を決める
高さや大きさのあるお料理を主役(今回は海老)にし、中心に据えます。その周りを主役より背の低いもの、小ぶりなもので隙間を埋めるように盛り付けていくと、メリハリがつきます。

■似た色味のお料理は離して盛り付ける
お重に詰めるとき同様、同じ色味のお料理が近くに並ばないようにすると見た目に変化が出て華やかに。

■グリーン使いで見た目の変化や高さを演出する
のっぺりしがちなワンプレートですが、グリーンを使えば(写真では松葉)、お料理の高低差を演出したり、色味をプラスすることができます。

■キッチンペーパーなどで汁気を抑えてから盛る
お煮しめや昆布巻きなど、少し汁気のあるものは、キッチンペーパーなどに一度置いて汁気を抑えてから盛りましょう。お皿の上でツルツルと滑るのを防ぐほか、味・色移りを防いでくれるので、仕上がりがきれいです。



いかがでしたか?
「ワンプレートおせち、試してみたい!」と思っていただけたならうれしいです。
おせちというと、「お重を用意しなくちゃ」「手作りしなくっちゃ」と、ちょっとがんばるイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
手作り派はもちろんのこと、買ってきたおせちも、家で器に盛りかえるだけでぐっと印象が変わりますから、来年はぜひ、おうちでおせちをいただくお正月を楽しんでくださいね。

●関連コラム
・今年は手作りおせちに挑戦!初めてでも作れるおせち料理まとめ
・手作りに挑戦!重箱につめるおせちの秘密と簡単レシピ
・子どももよろこぶ!カジュアルおせち3品

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