なぜおせちは「重箱」につめるの?
お正月に食べるおせちは「重箱」に詰めるのが一般的です。では、そもそもどうしておせちを重箱に詰めるのでしょうか? 一説には、めでたさが重なるようにとの願いが込められているとか。でもそれだけでなく、重箱は利便性も兼ね備えています。重箱におかずを入れて重ねておけば場所を取りません。また数日かけて食べるおせちはしっかり保存しておかなければなりません。ラップなどがない昔は、ほこり等が入らないよう蓋があって重ねられる重箱は重宝されていたんです。
重箱は3段と5段がある!
重箱は通常3段~5段を使います。5段の重箱は、伝統的なおせち料理を演出することができます。5段目は年神様から授かった福を詰める場所として空っぽにしておきます。最近では家庭で作るおせち料理は3段の重箱が多く使われているようです。
実はこんな意味があった!意外と知らないおせちのいわれとレシピ
重箱に詰めるおせちのおかずは家庭によってさまざまですが、今回は代表的なおせち料理の意味とレシピをご紹介します。意外と簡単にできるので手作りおせちに初挑戦したいという方も必見ですよ。
かずのこ
かずのこは「にしん」の卵です。一腹にたくさんの卵があるので子孫繁栄を願う縁起物だといわれています。こりこりとした食感が特徴的! 塩抜きして醤油やみりん鰹節などで合わせ出汁を作って漬け込むのが一般的です。
田作り
カタクチイワシを炒って甘辛く味付けした「田作り」。昔はイワシを田植えの時期に肥料としていたので「田作り」というのだそう。「五万米(ごまめ)」とも呼ばれていて、五穀豊穣の願いが込められています。
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紅白なます
紅白の見た目が美しいなます。大根やにんじんを千切りにして砂糖、出汁、水、お酢につけておきます。一晩おくとしっかり味がなじみます。平安、平和を願う縁起物。
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栗きんとん
栗とさつまいもでできた甘い和菓子のようなおせち。ねっとりとした食感で濃厚な味が特徴。もともとは「金団」と書き、財産、富を得る縁起物といわれています。
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ぶり
「ぶり」は成長と共に名前が変わる出世魚。立身出世を願うおせちです。照り焼きにするのもおすすめですが、今回はシンプルに塩のみで味付けをし、ゆずを挟んで焼いたレシピをご紹介。ゆずの香りが口いっぱいの広がり、上品な味わいを楽しめます。
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34915/recipe/145106
それぞれのお料理に意味があるおせち料理。家族の健康、これからの1年を思い、2017年は手作りに挑戦してはいかがでしょうか。
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