フライパンで作る!ふっくら美味しい「ぶりの照り焼き」
甘辛いたれがよくからんでご飯がすすむ、和食の魚料理の定番「照り焼き」。特に「ぶりの照り焼き」は人気ですよね。子どもたちが小さいころは魚料理が苦手だった時期もありましたが、このぶりの照り焼きだけは食べてくれました。それくらい我が家では大人気の献立です。
今回は手軽にフライパンで作り、ぶりの臭み取りやふっくら照りよく仕上げるコツをご紹介します。覚えておくと魚料理が格段に美味しく仕上がりますよ!
基本のぶりの照り焼きの作り方
【材料(2人分)】
ぶりの切り身 2切れ
塩 小さじ1/2
小麦粉 適量
サラダ油 大さじ1/2
A醤油・みりん・酒 各大さじ2
A砂糖 大さじ1
ししとう 2本(適宜)
【作り方】
1.バットにぶりの切り身を置き、塩を両面まんべんなくふり10分ほどおく。
【ポイント】
塩をふることで余分な水分と一緒に臭みをとり、身がほどよくしまります。魚の臭みをとるために大切な工程です。
2.おいている間に、ししとうを焼き、【A】を混ぜ合わせておく。
【ポイント】
ししとうはお好みで添えてください。なしでも大丈夫ですし、長ねぎや大根おろしなどでも美味しく召し上がっていただけます。お好みのものでどうぞ。
3.1のぶりをさっと洗って、水気をペーパータオルでふき取る。
【ポイント】
そのままペーパータオルでしっかりふき取るだけでも大丈夫です。塩が気になる方はさっと洗い、水気をふき取りましょう。
4.小麦粉を薄くつけ、余分な粉はきれいにはたく。
【ポイント】
小麦粉は片栗粉でも代用可能です。薄くまんべんなくまぶしましょう。余分な粉は丁寧に落とします。小麦粉をつけることでたれをからみやすくし、ふっくら仕上げます。また冷めてもかたくなりません。
5.フライパンにサラダ油を中火で熱し、ぶりの表面(皮目)を下にして入れ2~3分焼く。
【ポイント】
表面(皮目)にきれいな焼き色をつけるため先に焼きます。何度も上下を返すと身が崩れてしまうため、返すのは1回にしましょう。こんがり焼き色がついたのを確認して裏返しましょう。
6.焼き色がついたら裏返し、裏面も焼き色がつくまで2~3分焼く。その間にぶりの身を立てて、皮の部分も焼き色がつくまで焼く。(30秒ずつくらいが目安)
【ポイント】
皮も焼き目がつくまでしっかり焼きましょう。こうすることでより臭みもとれ、皮も香ばしくなるため美味しく食べられます。
7.8割程度火が通ったらいったん火を止め、余分な油をペーパータオルでふき取る。
【ポイント】
いったん火を止めることで、その後の調味料の蒸発を防ぎます。また流れ出る脂とともにぶりの臭みもさらに落ちるので、たれと混ざらないように余分な油をふき取りましょう。ふき取ることでたれもからみやすく照りよく仕上がります。
8.【A】を加えて再び中火にかけ、フライパンをゆすりながらたれをからめる。最後はフライパンを少し傾けてスプーンを使ってたれをすくい取り、ぶりの表面にかける。何度か繰り返し、とろみが出てきたら火を止める。
【ポイント】
フライパンをゆすりながらしっかりたれをからめましょう。ぶりは上下を返したりせずにそのままの状態でたれをからめます。
9.器にししとうとともに盛り付け、たれをかける。
【ポイント】
たれは、お好みでどうぞ。
●詳しいレシピはこちら
フライパンで作る!基本のぶりの照り焼き
ぶりの臭みをとり、ふっくら仕上げることで本当に美味しいぶりの照り焼きができます。基本のぶりの照り焼きをマスターしたら、ほかの切り身魚でも応用が効きますし、レパートリーも広がります。魚料理が少し苦手かもと思っている皆さんにもぜひチャレンジしていただきたいレシピです。
これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら