塩漬けして熟成させた調味料マッサ
ポルトガルで伝統的に親しまれている「マッサ」は、パプリカを塩漬けして熟成させた調味料。
マッサとはポルトガル語で「ペースト」という意味で、正式には、マッサ・デ・ピメンタォン(Massa de pimento)といいます。
抗酸化ビタミン豊富なパプリカ
パプリカは、ナス科トウガラシ属でピーマンの一種。原産は熱帯アメリカ、旬は夏です。
現在では様々なカラフルな色のパプリカをスーパーマーケットで目にするようになりました。
(※写真は茨城県産パプリカ)
実は、赤パプリカには細胞の老化を防ぐ抗酸化ビタミンA・C・Eが豊富に含まれているいるので、アンチエイジングにも優れているといわれる食材なのです!!
パプリカを使用したマッサ、ますます女性にとっては気になる調味料ですね。
原材料はパプリカと塩のみ!
塩レモンと同様に、原材料はとてもシンプル!梅干しを作る行程に似ています。
(個人的には、日本の万能調味料、梅干しもぜひ皆様につけていただきたいです!笑)
マッサの作り方
〈材料〉小さい瓶1つ分
・パプリカ2個(種とヘタをのぞく)
・パプリカの重量に対して12%〜14%の天然塩
〈作り方〉
1.パプリカは縦4等分に切り、種とヘタをとる。
2.塩をパプリカにまぶす。
3.ボウルの中で、パプリカを平らにならしサランラップをしてお皿などで重しをし、冷蔵庫で一週間寝かせる。(数日後、途中でかき混ぜる)水がしっかりでてきます。
4.キッチンペーパーで水気をふいて、1晩天日で干す。
5.皮が乾いたら、軽くフードプロセッサーにかける。
6.清潔な保存容器に隙間なく埋めるようにいれ、オリーブオイル(分量外)でしっかり表面を覆う。
※1~2ヶ月保存可能
パプリカは、一年中安定して供給されていますが、旬は夏。旬の時期が一番栄養価も高く、価格も手頃で体に負担がありません。なので、お手製マッサは夏に作るのがおすすめです。
手作りが一番!とはいっても面倒だという方も、市販品があるのでご安心を。
和洋中ジャンルを問わず使えるマッサ
塩漬けして天日干しをすることでうまみが凝縮しているマッサ。
ポルトガルでは、隠し味や下味にも使うことが多いそうですが、肉や魚の下味だけでなく、炒め物や和え物、工夫次第で様々な料理を楽しめる調味料です。
自由な発想で、さまざまな料理にマッサを活用して、美味しい笑顔をたくさん作ってくださいね^ ^