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    • 公開日2015/12/28
    • 更新日2015/12/28

    塩レモンの次はコレ!ポルトガルの万能調味料「マッサ」

    新しい調味料が次々と注目される中、塩レモンの次に今来ているのはポルトガルの家庭で親しまれている伝統調味料「マッサ」!「マッサ」とは“塩味のパプリカペースト”のこと。早速マッサの魅力に迫ってみようと思います。

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    塩レモンの次はコレ!ポルトガルの万能調味料「マッサ」

     

    塩漬けして熟成させた調味料マッサ

    ポルトガルで伝統的に親しまれている「マッサ」は、パプリカを塩漬けして熟成させた調味料。

    マッサとはポルトガル語で「ペースト」という意味で、正式には、マッサ・デ・ピメンタォン(Massa de pimento)といいます。

     

    抗酸化ビタミン豊富なパプリカ

    パプリカは、ナス科トウガラシ属でピーマンの一種。原産は熱帯アメリカ、旬は夏です。

    現在では様々なカラフルな色のパプリカをスーパーマーケットで目にするようになりました。

    (※写真は茨城県産パプリカ)

     

    実は、赤パプリカには細胞の老化を防ぐ抗酸化ビタミンA・C・Eが豊富に含まれているいるので、アンチエイジングにも優れているといわれる食材なのです!!

    パプリカを使用したマッサ、ますます女性にとっては気になる調味料ですね。

     

    原材料はパプリカと塩のみ!

    塩レモンと同様に、原材料はとてもシンプル!梅干しを作る行程に似ています。

    (個人的には、日本の万能調味料、梅干しもぜひ皆様につけていただきたいです!笑)

     

    マッサの作り方

     

    〈材料〉小さい瓶1つ分

    ・パプリカ2個(種とヘタをのぞく)

    ・パプリカの重量に対して12%〜14%の天然塩

     

    〈作り方〉

    1.パプリカは縦4等分に切り、種とヘタをとる。

    2.塩をパプリカにまぶす。

    3.ボウルの中で、パプリカを平らにならしサランラップをしてお皿などで重しをし、冷蔵庫で一週間寝かせる。(数日後、途中でかき混ぜる)水がしっかりでてきます。

    4.キッチンペーパーで水気をふいて、1晩天日で干す。

    5.皮が乾いたら、軽くフードプロセッサーにかける。

    6.清潔な保存容器に隙間なく埋めるようにいれ、オリーブオイル(分量外)でしっかり表面を覆う。

    ※1~2ヶ月保存可能

    パプリカは、一年中安定して供給されていますが、旬は夏。旬の時期が一番栄養価も高く、価格も手頃で体に負担がありません。なので、お手製マッサは夏に作るのがおすすめです。

    手作りが一番!とはいっても面倒だという方も、市販品があるのでご安心を。

     

    和洋中ジャンルを問わず使えるマッサ

    塩漬けして天日干しをすることでうまみが凝縮しているマッサ。

    ポルトガルでは、隠し味や下味にも使うことが多いそうですが、肉や魚の下味だけでなく、炒め物や和え物、工夫次第で様々な料理を楽しめる調味料です。

    自由な発想で、さまざまな料理にマッサを活用して、美味しい笑顔をたくさん作ってくださいね^ ^

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    このコラムを書いたArtist

    Mayumi Kotsubo
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    Mayumi Kotsubo

    EAT コーディネーター 〜食べるをデザインする〜 ガス会社にて事務経験後、飲食店のバイト、アーティスト活動などを経験。 その後、地域を輝かせる発信に携わりたいと山梨のフリーペーパーの編集に。 都内のフリーペーパーも合わせ編集暦は約9年間。 現在携わるフリーペーパーでは、企画、取材、ライティングだけでなく、 フードコーディネーターとしてレシピ提案、スタイリングまでトータルに行う。 地域の農家さんを取材し、その野菜を使ったレシピ提案を誌面ですることも。 ナディア掲載の味噌玉の記事は8700いいね!超え。 祐成陽子アートスクールセミナー フードコーディネータースクール卒業。 フォトスタイリスト フードコーディネーター ジュニア野菜ソムリエ 食と向き合うことは、自身の生き方と向き合うこと。 女性が健やかに美しく、自然体で日々を過ごしてほしいと自身のBlogでは 日々の気づきや、野菜スープを提案。火を使って料理することの大切さ、感謝していただくことの大切さ、身体に穏やかな美味しくいただくことを野菜料理をメインにトータルにコーディネートしている。

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