味噌汁は朝の毒消し
江戸時代、「医者に金を払うよりも味噌屋に払え」ということわざが生まれたほど、味噌は江戸時代にかかせないものでした。
日本は温暖多湿な風土を生かし、多くの発酵食品を生み出してきた。なかでも味噌は私たちの食文化に欠かせない調味料だ。
高タンパクの大豆が麹菌・酵母・乳酸菌などの微生物の力で発酵すると、糖分やアミノ酸などの旨み成分が
豊富で香り豊かな味噌に変身する。
出典:得する、豆知識
http://ksi-net.com/acerola/life2/life_27.htm
昔ながらの製法で造られている味噌が美味しいのは、微生物の力でアミノ酸や旨味成分が生まれているからこそ。
また、味噌はタンパク質、ビタミン、ミネラル豊富な機能食品。
「味噌汁は朝の毒消し」ということわざからも、朝の味噌汁をおすすめします。
ふんわり胃腸を温めてくれるだけでなく、代謝を助けるビタミンB群、も含まれています。
味噌汁は「御御御付(おみおつけ)」ともいう。「御付」とはご飯に付けて出すものを指すだけに、ご飯と味噌汁は切り離せないものだ。
栄養学的に見ても、米のタンパク質に不足しているアミノ酸が味噌に含まれており、両方のアミノ酸の組み合わせでより完全な栄養になるという。
味噌汁の具に緑黄色野菜や海藻類、豆腐や卵、根菜類などをたっぷりと加えれば、ビタミン類やカルシウム、タンパク質も摂取できる。カリウムを含む野菜を加えれば、気になる塩分を排出する効果も加わる。
出典:得する、豆知識
http://ksi-net.com/acerola/life2/life_27.htm
味噌玉は元祖インスタント食品
ふわふわの炊きたてご飯に、体に染み渡る味噌汁、そして漬物。最高の朝食ですね!
味噌汁は毎日飲んでほしい一品。
とはいえ忙しい現代人。毎日味噌汁を飲むこともままならない方も多いのではないでしょうか。
そんな時に、おすすめしたいのが味噌玉を常備しておくこと。
体にうれしい味噌玉は、ずっと愛し続けてほしい常備食です。
味噌玉は、戦国時代の兵士たちが味噌を丸めたものを、焼いて携帯していた元祖インスタント食品!
戦国時代とは違い、現代に生きる私たちには冷蔵庫という頼もしい相棒がいるので、乾物を混ぜただけであれば約1ケ月持ちます。
ただ一週間くらいで使い切るイメージで作ると管理しやすいと思います。
旦那さまやお子さまが歴史好きであれば、
「戦国時代の兵士は味噌玉を常備していたのよ」
なんて一言を添えてお弁当に入れてあげれば、パワーがみなぎってくるかもしれません。
慌ただしい朝に、お弁当のお供に、一人ごはんに、ぜひ味噌玉を作ってみませんか。
本物の味噌で造る味噌玉は最高
ただし注意してほしいのは、昔ながらの製法で造った味噌を使うこと。
原材料を確認してみて大豆、塩、麹といったシンプルな材料で造った本物の味噌をぜひ使ってください。
美味しい味噌は出汁がなくても美味しいほど!
自家製味噌なら、さらに最高です。(自家製味噌をご自宅で仕込むなら1〜2月がおすすめですよ。)
具材から出汁が出る食材を混ぜなくても十分美味しくいただけます。
ただ、出汁がでる食材を一緒に入れることでより深みのある味になります。
週末の間に味噌玉をセットしておけば、便利でエコで身体に嬉しい自家製インスタント食品の出来上がりです。
味噌玉の作り方
材料
・味噌 120g
・かつお節 1パック
・焼きばら海苔 2g(軽くひとつまみ)
(なければ普通の海苔1枚を手で小さくちぎる)
・乾燥ネギ
(小口切りにして半日干したものでもOK)
作り方
1.全ての材料を混ぜる。
2.サランラップに12〜13gずつ分け、空気を抜いて包む。
3.輪ゴムやリボンなどをして、タッパーにいれて冷蔵庫で保存する。
あとは、飲みたい時に合わせポンと味噌玉をカップにいれて熱湯を150cc注ぐだけ。
乾燥ネギではなく、通常のネギを使用する場合は1週間くらいで飲みきってください。
他にもいろいろアレンジ出来るところが嬉しいところ。
普段忘れがちな海藻をいれると味噌汁で補うことができて安心です。
・味噌×とろろ昆布×乾燥ネギ・・・とろろ昆布がいい味出します。
・味噌×乾燥わかめ×かわいいお麩・・・かわいいお麩で気分もアップします。
・味噌×切り干し大根×すりゴマ・・切り干し大根はキッチンバサミなどでカットすると便利です。ごまの風味がまたたまりません。
・味噌×わかめ×油揚げ・・・油揚げは、オーブントースター(800W)でカリッとするまで4〜5分かけ小さめにカットして使用してください。
ということで、味噌玉作りはいかがでしょうか。
お子様と一緒に食育を兼ねて作るのもいいかなと思います。^^
味噌玉に限らず、ぜひ毎朝味噌汁を召し上がってみてください。