レシピサイトNadia
    • 公開日2023/08/02
    • 更新日2023/08/02
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    【夏休みの自由研究に】砂糖でかたさが変わる!?自分好みのプリンを見つけよう!

    今年の自由研究のテーマは決まりましたか? まだの方にぜひおすすめしたい、子どもが楽しんで取り組めるとっておきのテーマがあります。それは「プリン」! 砂糖の量を変えると、仕上がりやかたさが変わるんです。夏休みのおやつにもぴったりな簡単プリンで実験を始めましょう!

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    【夏休みの自由研究に】砂糖でかたさが変わる!?自分好みのプリンを見つけよう!

     

    なかなか決まらない!夏休みの自由研究

    夏休みの宿題といえば自由研究。何をテーマにしようか迷う方も多いのでは。

    わが家にも小学生の息子が2人いますが、毎年自由研究には苦労しています。まず大変なのがテーマ決め。特に低学年のころは自分でテーマを見つけるのが難しい! そのため、興味のありそうなテーマを一緒に見つけるという、親にとっても大きな仕事が待っています。

    せっかくなら楽しい自由研究がいいですし、まだ子どもが小さいなら結果もわかりやすいものがいいですよね。でも、そんな魅力的なテーマを見つけるのは大変…。

    そこで今回は、子どもが大好きな「プリン」を使った自由研究をご紹介します!

     

    砂糖の量でかたさが変わる?比べてみよう!

    ここに画像の説明

    今回は、砂糖の量で仕上がりがどう変化するのかを調べます。砂糖濃度0〜30%のプリンを4種類作り、「見た目・すくったとき・味や食感」の3つの項目で比べてみましょう! 基本のレシピを参考に、濃度の異なる4種類のプリンを作ってくださいね。卵+牛乳は基本のレシピの2~3倍の分量で混ぜてから、小分けにすると準備しやすいです。

    【使用するプリン液】
    砂糖0%:卵+牛乳100ml・グラニュ糖0g
    砂糖10%:卵+牛乳90ml・グラニュ糖10g
    砂糖20%:卵+牛乳80ml・グラニュ糖20g
    砂糖30%:卵+牛乳70ml・グラニュ糖30g

    ●基本のレシピはこちら
    基本のプリン♪オーブン不使用

     

    見た目の違い

    まずは見た目の違いを見てみましょう。

    見た目の違い比較写真

    砂糖0%のプリン:しっかりと角があり、一番高さがでました。
    砂糖10%のプリン:角もあり、砂糖0%と見た目はほぼ同じ?
    砂糖20%のプリン:砂糖10%よりも全体的に丸みがある。
    砂糖30%のプリン:型から外したら、形を保てませんでした…。

    砂糖の量が少ないプリンは角がありしっかりしていますが、砂糖の量が増えると丸みをおびてきました。砂糖30%までいくと、見た感じでは美味しそうではないですね(笑)。

     

    すくったときの違い

    続いて、スプーンですくったときの違いです。

    比較写真

    砂糖0%のプリン:寒天ゼリーくらいにけっこうかため。
    砂糖10%のプリン:少し固めで木綿豆腐みたい。
    砂糖20%のプリン:スプーンがスッと入り、なめらかでやわらかい。
    砂糖30%のプリン:やわらかすぎてトロトロ、カスタードクリームみたい。

    見た目同様、すくってみると砂糖の量が少ないプリンはしっかりしていますが、砂糖の量が多くなるほどなめらかになりました。

     

    味・食感の違い

    最後は一番盛り上がるところ♪ 食べたときの違いです。

    砂糖0%のプリン:甘さがないのでやはり美味しいとは言えないですね(笑)。子どもにも不評。
    砂糖10%のプリン:ほんのり甘いのでカラメルソースと食べれば美味しい! 生クリームやアイスをトッピングすると良さそう。
    砂糖20%のプリン:口どけが良く、ちょうどいい甘さで満場一致で一番人気!
    砂糖30%のプリン:とっても甘く大人には厳しいですが、子どもにはプチ人気(笑)。

    濃度20%のプリンがなめらかな口当たりで、ちょうど良い甘さでした!

     

    どうしてかたさが変わるの?砂糖のチカラ

    ここに画像の説明

    それでは今回の実験のまとめです! 砂糖の量によって仕上がりに違いがあることが分かりましたね。これは砂糖の性質がカギを握っています。

    そもそもプリンが固まる理由は、卵に多く含まれるタンパク質が加熱すると固まる性質をもっているからです。

    一方、砂糖には水分を抱えこみ離さない性質があり、タンパク質の凝固を左右するチカラをもっています。卵に砂糖を加えると、砂糖がタンパク質のすき間に入りこんで水分を抱えこむため、加熱によるたんぱく質の変性が抑制され、凝固温度が高くなります。

    そのため、砂糖を入れたプリンはゆるやかに固まり、やわらかくなめらかな口当たりに仕上がったんですね。甘い卵焼きがしっとりやわらかいのも同じ理由です。

     

    夏休みのおやつにも♪簡単に作れる基本のプリン

    子どもも大好きなプリンは、材料も少なく簡単に作れるので、夏休みのおやつにもぴったり!

    作り方のコツとして、プリン液はゆすってみてどろっとしていなければ鍋から取り出し、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やしてください。型から外す際には、お湯に20秒つけて器に逆さまに置き、大きく上下に振るときれいに取り出すことができますよ。また、カラメルソースはグラニュ糖と水を耐熱容器に合わせて電子レンジで加熱しますが、電子レンジから取り出すとき、とっても熱いのでやけどに注意してくださいね。

    ここに画像の説明

    ちなみに、砂糖はグラニュ糖以外でもOK! きび砂糖で作るとまろやかな甘さで味わい深くなりますので、ぜひ試してみてくださいね。

     

    砂糖の効果は他にもいろいろ!

    ここに画像の説明

    今回紹介した卵の凝固を左右するチカラ以外にも、スポンジケーキをふっくらさせたり、焼き菓子にこんがり焼き色を付けたり、砂糖にはさまざまな働きがあります。ただ甘みを加えるだけではないってことですね! そう考えると、他にも砂糖でいろいろな実験ができるかも…!? 今年はスイーツで自由研究を楽しみませんか?

    ●他にも砂糖を使った自由研究におすすめなテーマをいろいろ紹介中!
    【シュガーラボ 食育のためのお砂糖研究所】

    ●砂糖の効果やレシピについてはこちらをチェック!
    【きび砂糖でつくるお手軽レシピ】

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    ケイ
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    ケイ

    ご覧いただきありがとうございます♫ 大阪在住、少食旦那と息子2人の4人暮らしをしているケイと申します。 子どもも大人も喜ぶ 〝パッと作れてちゃんと美味しい〟 お料理やおやつのレシピを投稿していきたいと思います♪ ◯◯◯ 身近な材料でつくる簡単おやつ 子どもも喜ぶシンプルごはん

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