かぼちゃのほっこり優しい味わいの白玉を、温かいココナッツミルクに浮かべました。小さなつぶつぶタピオカを入れることで、楽しい食感になります。紫いもパウダーがある方は、二色団子にしても可愛いです。 *ココナッツミルクは1缶、140ml入りのものを使用しています。 【薬膳メモ】 かぼちゃは胃腸を元気にする働きがあり、ココナッツミルクは体の乾きを潤します。ココナッツは南国産なので、いっけん体を冷やす働きがありそうですが、実は「平性の食材」と呼ばれ、“温めも冷やしもしない”ので偏りがなく、体に優しい作用があります!
紫いもパウダーは色が暗くなりやすいので、レモン汁を加えると明るい発色に変化します。こっくりした味わいが好きな方は、白玉を練る水を牛乳に替えて作っても美味しいですよ。
①沸騰した湯にタピオカ(小粒)に入れて20分茹でる。茹で上がったらザルにあげて冷水にさらす。※メーカーによって茹で時間が変わるので確認して下さい。 ②かぼちゃの皮と種を取り、加熱したらマッシュにする。※加熱の方法は蒸してもレンジ使用でもOKです!
ボウルにA 白玉粉50g、かぼちゃのマッシュ正味80g、水25mlを入れる。耳たぶ位の固さになるまでよくこねて、16~18個分の団子状に形成する。 ※水を入れる時は少しずつ様子を見ながら加えて下さい。
別のボウルにB 白玉粉10g、紫いもパウダー小さじ1、水20ml、レモン汁少々を入れる。耳たぶ位の固さになるまでよくこねて、かぼちゃの団子よりもやや小さめ、10~12個分の団子状に形成する。 ※水を入れる時は少しずつ様子を見ながら加えて下さい。
鍋にたっぷりの水(分量外)を入れて沸騰させる。形成した白玉を入れて茹でる。白玉が浮き上がったら冷水にとる。
別の鍋にC ココナッツミルク140ml、水300ml、きび砂糖大さじ3を入れて火にかける。ふつふつとしてきたら火を止めて、軽く混ぜる。
皿に茹でた白玉とタピオカを入れ、4をかけたら完成。温かいうちに召し上がってください。
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おうち薬膳 村上華子
国際薬膳師|薬膳料理研究家│フードコーディネーター ヨガインストラクター│小学生男子のママ 薬膳とヨガの教室 【季結び庵(ときむすびあん)】主宰 私が薬膳の勉強をはじめたのは、子どもが3歳になった頃でした。ヨガインストラクターとして日々体を動かす生活を送っていたので、自分は健康だと過信していたのですね。育児に仕事、目の前の対応に追われて、自分の食事をおろそかにしていました。そのツケとしてやってきたのが、寝ても疲れが取れない極度の貧血。体は悲鳴をあげていました。どんなにヨガや運動をしても、体に必要な栄養を取らなければ、ガス欠の車と同じで走ることはできません。そこで取り入れたのが、薬膳の知恵でした。 <薬膳のアプローチはいたってシンプル> ・足りないものを補い ・不要なものは排出し ・つまりを巡らせる その時の体調にあわせて食材を選び、体を整えます。とはいえ「特別な食材が必要」「難しそう」というイメージはありませんか? 実は、スーパーなどで手に入る身近な食材で、無理なく作れるのです。 薬膳の理論では「すべての食材に効能がある」と考えます。その効能を最大限いかすためには、食材の組み合わせと、ちょっとした調理のコツを知るだけ。みなさんにお伝えする料理のレシピには、これらの知っておくと便利な【薬膳メモ】も紹介していきますね。 おいしく、かしこく食べて元気になれる薬膳ごはんを、まずは自分のために。そして、家族や大切な人のために作ってもらえたらうれしいです。