5月5日はこどもの日。連休中にぜひお子さんと一緒に柏餅をてづくりしてみてはいかがでしょうか? 柏の木は新芽が出るまで葉が落ちないことから「新しい世代へ受け継がれたのを見届けて散る」様子を親と子に見立て、「いつまでも家系が絶えないように」という子孫繁栄の願いを込めてこどもの日に柏餅が食されるようになったそうです。 柏の葉はオンラインショップで購入できます。餅と餡だけでも十分美味しいのですが、柏の葉の独特の香りが美味しさをいっそう引き立ててくれるので、お取り寄せしてみるのも良いと思います。 お子さんの健やかな成長を願いながらてづくりの柏餅で思い出深い時間をお過ごしいただけたら嬉しいです。
◆ 柏の葉は、塩抜き済みでさっと洗うだけで使えるタイプのものが便利です。商品によっては塩抜きや下茹でが必要なタイプもありますので、説明書きをよく読んでご準備ください。 ◆ 餡は、黒/白/粒/こし、いずれのタイプでもよいので、お好みでお選びください。白餡の場合は少し味噌を加えて味噌餡として使われることが多いです。 ◆ 蒸し器がない場合には、鍋の底にセルクル(または大きめのココットなど)を置いて台にし、その上に粉ふるいを逆さに置いて蒸しかごの代わりにすることが可能です。使い方は動画をご参照ください。 ◆ さらしは染料が使われていると蒸している間に餅生地に色が移ってしまうことがあるので、染められていないものをお使いください。 ◆ 餅生地は冷蔵庫に入れると固くなってしまうので、完成後の柏餅は常温で保存し、できるだけ当日中(遅くても翌日まで)にお召し上がりください。
ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加え、ゴムべらで白玉粉の粒を潰しながら滑らかなペースト状になるまで混ぜる。残りの水を加えて溶き伸ばす。
①にA 上新粉80g、片栗粉10g、上白糖15gを加え、混ぜ合わせる。
蒸しかごの中に濡らして固く絞ったさらしを敷き、生地を入れてからさらしを折って上からかぶせ、平たく潰す。蒸し器に入れ、蓋をして強火で15分蒸す。
柏の葉の表面(ツヤがあり凹凸が少ない面)を内側に、裏面(マットで葉脈の凹凸がくっきりしている面)を外側にして巻く。
481340
早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。