じめじめとした空気が気になる梅雨の時期になりました。スーパーなどで青梅を見かけることも増えてきましたね。じめじめが気になるこの時期に、青梅を使ったさっぱりレシピを作りませんか? 今回は雨の日に自宅でじっくり作りたい「青梅シロップ」の作り方をご紹介。
梅ジュースはもちろん、ゼリーやアイスクリームなど、夏にぴったりな冷んやりデザートや肉や魚のソテー用のタレづくりなど、幅広く活用できます。
青梅の処理の仕方がわからないという方でも失敗せずにできるコツをご紹介します。
さっぱり爽やかな風味がたまらない!梅シロップの作り方
【材料(作りやすい分量)】
青梅 1kg
氷砂糖 1kg
りんご酢 1L
ふた付きの保存瓶 4L
※ 酸味が苦手な場合は、りんご酢を半量(500ml)程度にしてもOK。
ステップ1 保存用瓶と青梅を準備する
1、保存瓶とふたはよく洗い、完全に乾かします。
2、青梅は流水で洗い、たっぷりの水につけてアク抜きをします。 青梅は放置しておくとどんどん熟していきます。準備したら、すぐに調理をしましょう。もし熟した梅を使う場合は、アク抜きはいりません。
3、1個ずつ丁寧に、清潔なタオルやキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
4、竹串を使って、口のヘタを取ります。ヘタを取って水分がある場合は、しっかり拭き取ります。
使用する保存瓶やボウルなどは、ガラス製やホウロウなど酸(梅、酢)に強い素材を使用してください。 保存瓶、ふた、青梅に水分が残ったまま作ると、腐敗やカビ発生の原因となるので注意しましょう。
成功させる最大のポイントは、水分は1滴も残さないくらいしっかり乾かすことです。また、傷や傷みのある梅も取り除き、砂糖煮など加熱用にしましょう。
ステップ 2 保存瓶に漬ける
1、保存瓶に、氷砂糖と青梅を交互に入れてください。梅に傷がつかないように、そっと入れることが大切です。
2、青梅と氷砂糖を入れたら、りんご酢を注ぎ入れます。
3、ふたをして、直射日光の当たらない、暗くて涼しい場所に置きます。
完成までは約1ヶ月程度。時々、瓶を揺すってかき回してあげましょう。 砂糖がしっかりと溶けきり、梅がしわしわになった頃が出来上がりの目安です。ただし、梅や環境により多少前後します。夏本番には、飲み頃を目指しましょう。
ふたに、製造日、使用した分量などを記載して、出来上がった時の感想(甘すぎた、酸っぱすぎたなど)をメモをしておくと記録として便利です。来年以降に作るときはお好みで砂糖やりんご酢は自分好みで増減してください。 青梅シロップは、直射日光を避けた状態の常温で半年程度は保存できます。
ドリンクやデザートに!青梅シロップ有効活用レシピ
青梅スカッシュ
シロップに炭酸水(無糖)を加えるだけ、濃度はお好みで調整してください。夏の暑い日やお風呂あがりにオススメの爽やかな一杯です!
青梅のゼリー
水でお好みの濃度に希釈した青梅シロップ(150ml程度)に、湯(50ml)に溶かしたゼラチン(5g)をに加えて混ぜて、冷蔵庫で冷やし固めれば、清涼感たっぷりのゼリーに! 果肉は細かく刻んで入れても。
残った青梅の果肉も美味しく食べよう!
シロップがなくなり、果実だけになった場合は、容器や密閉袋に移して冷蔵庫で保存するようにしましょう。青梅のエキスはシロップに出てしまっていますが、食べられます。細かく刻んで、アイスクリームに混ぜたり、肉や魚料理のソースに混ぜるのもおすすめです。
こちらは、バニラアイスに刻み青梅、シナモンやカルダモンなどスパイスを混ぜたもの。梅雨にぴったりの上品なアイスクリームに仕上がります。
気分もさっぱり爽やかにしてくれる梅レシピで、じめじめ空気も乗り切りましょう!
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