旨みが身体にしみわたる、しみじみ美味しいあさりの味噌汁は、砂抜きを上手くすることがポイントになります。 潮干狩りで取るあさりのように、浅い海水にいる状態にしてあげることで、しっかり砂を吐いてくれます。 スーパーで売られているパックのものは、ほとんど砂抜きされていますが、ご家庭でも1時間ほど塩水につけておけば安心です。
あさりの身が縮みすぎないよう、貝の口が開いたら手早く火を止めます。 あさりからだしが出ているで、通常の味噌汁に使う量の半分程度のだしの素を使っています。 【砂抜きについて】 砂抜きの際は海水と同じ3%程度濃度、つまり水500mlに対して大さじ1の塩を溶かします。 そしてあさりが重ならないよう、水から出るかでないかぐらいの深さに浸し、塩水が多いようなら捨てて調整します。 またバット又はボウルにざるを重ねることで、いったん吐いた砂が戻ることのないようにします。 あさりが砂を吐く際に、ピュッと水が飛び散るので、新聞紙やチラシなどを水につからないようにかぶせておくと良いです。 この状態で、冷蔵庫の野菜室などの冷暗所にそっと置きます。 潮干狩りで取ってきたあさりなど、鮮度の良いあさりほどこの砂抜き作業が重要になりますので、一晩ほど砂抜きをしてください。
バットにざるをセットし、水500mlに塩大さじ1を混ぜて溶かす。 活あさりがひたひたに浸かるように入れ、新聞紙をかぶせ、冷蔵庫の野菜室で1時間以上置く。
砂を吐かせたあさりを、手でつかみ殻と殻をこすり合わせるようにして流水で洗う。 鍋に水800ml、あさりを入れて強火にかける。
沸騰したら白い泡が出るので、網じゃくしか味噌こし器でサッと取り除く。 あさりの口が開いたら火を止め、顆粒だしの素、あわせ味噌を溶き入れる。 器に盛り、青ねぎ小口切りを添える。
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Yukiyo
スポーツを頑張る子供たちへの食でのサポートを経て、栄養バランスの取れた、心も体も喜ぶメニュー作りを考えてきました。 また栄養面や身体作りのためだけでなく、おもてなしに出せるレベルにまで、華やかで心躍るような食卓を心掛けています。 そのために日々の献立だけでなく、まだ見たこともない国内外の食材や調味料を探求し、世界の美味しい料理をおうちでも簡単にできるレシピを考案しています。 どなたにも上手にお作りいただけるよう、丁寧でわかりやすいレシピを目指して書いています。 レシピを通して、料理を作る楽しさ、そして美味しさを共有させていただければ、光栄です。 大阪市在住