洋食屋さんの定番ムニエルは、魚料理の中でも人気者。コツを掴めばプロ級の仕上がりになるラクうまなのも作る側としては嬉しいですよね。オリーブオイルを忍ばせることで、工程の途中で焦げ付くこともなく程よい濃厚な仕上がりになります。今回は、生鮭を使用していますが、お好みの旬の切り身でも同じようにできますよ。仕上げの醤油をぽん酢や、レモン果汁に置き換えたりアレンジも無限。なんとなく魚離れを感じた時に、ぜひお試しください♪
※魚から出てきた水分はしっかり拭き取ります。 ※粉をつけるのは調理の直前にします。 ※使用する調理器具(IH・ガス・フライパン)や切り身の厚さによって、焦げ付きが心配な際には工程7で火加減を調整して仕上げてください。
生鮭に塩を軽く振り10分置きます。皮面は身の部分より気持ち多めに振ります。
出てきた水分をキッチンペーパーで、やさしく押さえるように拭き取ります。 ※水分を取ることで、次の工程でムラなくまぶす事ができます。
薄力粉を全体にまんべんなくまぶします。 ※工程2で冷蔵保存していたものを使用する際は、この時点で冷えすぎの状態で焼き上げると火の通りに時間がかかります。10分ほど室温に置いてから焼き上げます。
刷毛でやさしくなでるようなイメージで余計な粉を落とします。 ※粉をつけた後は、放置せずすぐに焼き上げます。下ごしらえ後、時間を置いてしまう場合は、粉をつけないで冷蔵保存してください。
フライパンを中火に熱し、A オリーブオイル大さじ1、有塩バター20gを溶かします。バターがほんのり黄色く色づいたら焼き始めのサインです。 ※バターの色合いは、次の工程写真を参照してください。
皮面が下になるように(4)を入れて、触らずに中火で2〜3分、途中フライパンを揺するようにして皮面から1/3程度、身が白っぽくなり、皮面にこんがり焼き色がついたら裏返します。
バター液をスプーンですくい皮面にかけながら、1分半〜2分焼いて器に盛ります。 ※使用するフライパンやIH・ガスコンロの火加減で左右されることもあります。立派な厚みがある切り身や不安な際は、弱めの中火や、時々、火からフライパンを離すなど調整して火を通します。 ※鮭の厚さや大きさによって多少時間が異なります。焼きすぎるとパサパサの食感になるので、余熱で火が通っていくことをイメージして取り出し、器に盛ります。
フライパンに残ったバターオイルにB 【ソース用】有塩バター15g、【ソース用】ホワイトペッパー少々を足してバターが溶けたら火を止め、【ソース用】醤油を入れ揺するようにして合わせます。 ※火をつけた状態で醤油を入れるとハネやすいので、必ず火を止めてから余熱で仕上げるようにします。
器に盛ったムニエルにソースを回しかけてできあがりです。
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MARI(奥山 まり)
料理家
ℍ𝕆𝕂𝕂𝔸𝕀𝔻𝕆 𝔽𝕠𝕠𝕕 𝕕𝕚𝕣𝕖𝕔𝕥𝕠𝕣 身近な素材や調味料を使ってシンプルに、 『笑顔が見られるおうちご飯🍚』モットー✨ 基本をおさえた【頑張りすぎないシンプルな家庭料理】ひとり暮らしを始めた娘に送る【ひとり暮らしでも作りやすい簡単レシピ】がメインです✨ 乳がんサバイバー3年生。 毎日がんばり過ぎるよりも、純粋に「おいしい♪」が聞ける食卓が広まりますように。 料理初心者さんからのご質問大歓迎です☆ instagram@mari.everydayoliveにて 「 #ひとり暮らしを始めた君に 」を発信中です。 ーーーーーーーーーーーーー ・北海道フードマイスター ・一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会認定オリーブオイルソムリエ ・NHK文化センター札幌教室オリーブオイル講座講師(〜2018) ・『婦人画報』『週刊文春』にて掲載。 ・『NUMERO TOKYO』にて料理家のフードコーディネーターとして掲載。 ・北海道内各局他ラジオ、出演歴あり。 ・フードコンサルタント(商品開発・海外向け商品撮影ほか) ・店舗・企業様レシピ、キッチン用品アドバイザー・webライター