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  • 公開日2022/12/09
  • 更新日2022/12/09

ベーキングパウダーの代用は?|特徴や重曹との違いもご紹介

お菓子作りやパン作りに使う「ベーキングパウダー」。膨らませる効果があるのはわかっているけれど、何からできているのか、その特徴などはよく知らないという方もいらっしゃるのでは? 今回は、同じく膨らませる働きのある「重曹」との違いや、それぞれの特徴などをご紹介。ベーキングパウダーを切らしてしまったときの代用アイデアもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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ベーキングパウダーの代用は?|特徴や重曹との違いもご紹介

【目次】
1.お菓子やパン作りに!ベーキングパウダー
2.ベーキングパウダーと重曹の違い
3.ベーキングパウダーの代用アイデア

 

1.お菓子やパン作りに!ベーキングパウダー

お菓子作りなどで膨らませたりするときに使うベーキングパウダー。いざ作ろうと思ったらベーキングパウダーを切らしていたり、使用期限が過ぎていたりしたことはありませんか?

ベーキングパウダーは、炭酸水素ナトリウム(重曹)をベースにその効果を助けるものを組み合わせて作られています。香りや味がないため、料理やお菓子の味を邪魔しないで使えるのが特徴です。

 

2.ベーキングパウダーと重曹の違い

ベーキングパウダーの原料にも使われている重曹は、ベーキングパウダー同様に膨らませる働きはありますが、やや苦味があるのでベーキングパウダーよりも使用する量を少なくする必要があります。

重曹は色がつきやすいことと特有の風味があるため、どら焼きやお饅頭など和菓子に使われることが多いです。また、重曹は山菜のアク抜きにも使用できます。

ベーキングパウダーと重曹は膨らませる働きは同じですが、ベーキングパウダーは縦に膨らませる働きがあり、重曹は横に膨らませる働きがあります。また、ベーキングパウダーは水と反応するので、混ぜた後にすぐ加熱する必要があります。一方で重曹は、加熱によってガスが発生するので生地を混ぜて寝かせてもしっかりと膨らみます。

このように少し働きが違うベーキングパウダーと重曹ですが、違いをわかっていれば代用することもできますよ。

 

3.ベーキングパウダーの代用アイデア

ベーキングパウダーを使う目的は「膨らませる」ため。膨らませる働きがあるものはベーキングパウダー以外にもあります。ここからは、ベーキングパウダーの代わりになるものをご紹介していきます。

 

重曹

ベーキングパウダーの原料でもある重曹。ベーキングソーダとも呼ばれています。苦味があるため、ベーキングパウダーの半量程度を目安にして使ってください。粉に対して1〜1.5%が目安です。

(左:ベーキングパウダー、右:重曹)

焼き色が黄色くなるので、チョコレートやココアなど色を強くつけたいものに使うときれいに仕上がります。重曹の苦味が気になる場合は、少量の酢やレモン汁を一緒に使ってみて。

掃除用の重曹もありますが、料理に使うときは食用の重曹を用意してくださいね。天ぷらや唐揚げ、お菓子作りにも使えます。色を白くしたいお菓子には向いていません。

●使用したレシピはこちら
シンプルがおいしい。ふわモチ♪基本の米粉蒸しパン

 

ドライイースト

パン作りに使われるドライイーストは、ベーキングパウダーの代わりに使うこともできます。ドライイーストは砂糖の糖分を使ってガスを作るため、砂糖を使った生地であること、ガスが発生するまで生地を寝かせる必要があります。お菓子など砂糖を使ったものの代用におすすめです。

 

ホットケーキミックス

小麦粉などの粉類に膨張剤と砂糖が加えられたものがホットケーキミックスです。膨張剤が入っているので、ベーキングパウダーを使ってお菓子を作りたいときはホットケーキミックスで代用することができます。砂糖が入っているので、加える砂糖の量を調整して使ってくださいね。

 

天ぷら粉

天ぷら粉は、小麦粉などの粉類にでん粉やベーキングパウダーを加えて作られています。実は天ぷらを作るとき以外にも使うことができますよ! お好み焼きやお菓子にも使うことができます。甘みはないので、お菓子を作るときは砂糖などの甘みを加えて使いましょう。


今回は、ふわふわしたお菓子などに欠かせない材料、「ベーキングパウダー」を切らしてしまったときの代用についてご紹介しました! ベーキングパウダーを切らしてしまったとき、抜いてしまうと食感が違うものになってしまうので、ぜひ代用して作ってみてくださいね。

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