ベーキングパウダーの主成分は重曹
ベーキングパウダーとはケーキなどを焼くときに使う膨張剤。ふくらし粉とも言われていて、その主成分は重曹です。そこに酸性剤(酸性の物質)と遮断剤(コーンスターチなど)を添加して作られています。
水を入れて加熱させることで、重曹と酸性剤が反応して炭酸ガスを発生し、生地が膨らむという原理です。
ベーキングパウダーの代用法
ベーキングパウダーは重曹やドライイーストなどで代用できます。ベーキングパウダーがない時などにこれらで試してみても良いですね。
代用案①重曹でしっとり仕上げる
焼き上がりがしっとりとなるので、どら焼きなどに使えます。風味がやや劣る点や、茶色くなりやすい点に注意が必要です。
代用案②ホットケーキミックスに全部おまかせ
ホットケーキミックスは薄力粉やベーキングパウダー、砂糖などがあらかじめミックスされています。簡単にお菓子を作りたいときなどにおすすめです。
ただ、何を作っても「ホットケーキミックスの味」になりやすいというところは、頭の片隅に入れておくと良いと思います。
代用案③ドライイーストでふわふわに
ドライイーストはパンを焼く時に使いますが、お菓子にも使えます。ただ、ドライイーストを使用する場合は、発酵時間が必要です。混ぜてすぐに焼いても膨らみにくいので注意しましょう。
ベーキングパウダーがなくても作れるお菓子レシピ
ココアのマーブルアイスボックスクッキー
【材料】ホットケーキミックスミックス…130gバター…90gココア…小さじ1
【作り方】1.ボウルにバターを入れ、白っぽくなるまで混ぜる。2.1にホットケーキミックスとココアを入れて混ぜる。3.ラップに2をあけ、手で棒状に成形し、ラップで包み、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。この間にオーブンを170℃に予熱しておく。4.天板にクッキングシートを敷き、3を1cm幅に切り並べて、170℃のオーブンで20分焼く。
詳しいレシピはこちら
チーズと小豆のココアどら焼き
【材料(直径10cmのもの3個分)】薄力粉…80g砂糖…60gココア…小さじ1卵…1個牛乳…大さじ2重曹…3gバター…適量粉糖…適量~フィリング~クリームチーズ…80g砂糖…20gつぶあん…大さじ3
【下準備】・フィリング用のクリームチーズと砂糖を混ぜて、チーズクリームを作り、3等分にわけておく
【作り方】1.ボウルに、薄力粉、砂糖、ココアを入れて混ぜ、牛乳と卵を加えて混ぜる。2.フライパンを熱し、バターを入れて、1を直径10cmほどになるように流し入れて両面焼く。これを6個作る。3.2につぶあん大さじ1とチーズクリームを塗りはさみ、粉糖をふりかける。これを3個作る。
詳しいレシピはこちら
ベーキングパウダーを使うべきお菓子
上記に代用法を記載しましたが、お菓子を作る時にはベーキングパウダーを使うに越したことはありません。
中でも、ベーキングパウダーを使用した方が良いのがスポンジケーキやプレーンマフィン、プレーンクッキーなどのシンプルなお菓子。
シンプルなお菓子ほど、少しの風味の違いがわかりやすいので、ベーキングパウダーを使うことをおすすめします。
お菓子作りが好きなら持っておきたいベーキングパウダー
いかがでしたか? ベーキングパウダーの代用法などを紹介しました。
ベーキングパウダーはさまざまな食品で代用できますが、本来はベーキングパウダーを使用したいところ。まずは、ベーキングパウダーで作った味を知り、そのアレンジとして代用法で作る! という選択肢を持っておくことで、お菓子作りの幅が広がるかと思います。ぜひ活用してみてくださいね。
こちらの記事もチェック!
・紙コップでも作れる!ふわとろ生シフォンの作り方
・失敗しない!洋菓子店のような本格シュークリームの作り方