レシピサイトNadia
    • 公開日2017/05/26
    • 更新日2017/05/26

    【味覚リセットでダイエット】薄味でも美味しいレシピで食べ過ぎを防ぐ!

    味覚が鈍感になっていると、濃い味を求めて、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。薄味のお料理を美味しいと感じられるように味覚をリセットすることで、ダイエットにもつながりますよ。

    このコラムをお気に入りに保存

    64

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    【味覚リセットでダイエット】薄味でも美味しいレシピで食べ過ぎを防ぐ!

     

    食べ過ぎの原因は「味覚が鈍感になっている」ことかも?

    味覚が鈍感になると、薄味では満足できず、濃い味付けや刺激の強い食べ物を好むようになります。このような状態は、過食と肥満の原因に。

    甘いお菓子としょっぱいお菓子を一緒に食べると止まらなくなる…。そんな経験がある方もいると思います。このように、味覚が鈍感になっていると、甘味や塩味を求めて、つい食べ過ぎるという悪循環に陥りがちに。

    味の濃いおかずだと、ごはんが進むことも食べ過ぎてしまう理由です。

    また、味が濃いお料理には、砂糖やしょうゆ、マヨネーズなどの調味料がたくさん使われています。砂糖・みりん・ケチャップなどには糖質が、マヨネーズには脂質がたっぷり。調味料だけでカロリーをたくさん摂ってしまうことにもなります。

    逆に言うと、薄味を心がけることはダイエットにもつながるのです! 食べ過ぎを防ぐために、薄味でも美味しいと感じられるよう、味覚をリセットしましょう!

     

    味覚リセットで薄味に慣れ、食べ過ぎを防ごう!

    味覚リセットの第一歩は、くせになりやすい甘味や塩味を控えた食事を心がけること。そうすれば、徐々に薄味になれてきて、素材そのものの美味しさを味わえるようになってきます。

    この時、ただ塩分を減らすだけではなく、ちょっと工夫することで薄味でも美味しく食べられます。

     

    (1)旨味成分のある食材を利用する

    だし汁やかつおぶし、桜えび、チーズ、きのこ、お肉など。旨味を感じることで、甘味や塩味が少なくても脳が満足します。

     

    (2)ハーブやスパイスなどの香り、レモンや酢などの酸味を加える

    塩分が少なくても、味にアクセントが付き、美味しく食べられます。調理の工夫だけでなく、ゆっくりとよく噛んで、しっかり味わうことも大切です。

     

    味覚リセットのためのレシピ3つ

    甘味や塩味を抑えつつ、美味しいと感じられるちょっとした工夫がポイントのレシピを紹介します。

     

    (1)キャベツと豚肉のチーズミルフィーユ

    豚肉・チーズで旨味をプラス。また、じっくり蒸すことで、野菜の自然な甘味が引き出され、薄味でも美味しく食べられます。

    【材料(2人分)】

    キャベツ 1/4個(250g)
    玉ねぎ 1/2個(100g)
    にんじん 1/2本(80g)
    しめじ 100g
    豚薄切り肉 150g
    塩こしょう 少々
    ガーリックパウダー 少々
    ピザ用チーズ 40g
    白ワイン(なければ酒) 大さじ3
    刻みパセリ  適量

    【作り方】

    1.玉ねぎは薄切り、にんじんは薄い輪切り、しめじは小房に分ける。キャベツは手で一口大にちぎる。

    2.フライパン(ふたがぴたっとしまるもの)に、キャベツの1/3量→玉ねぎ・にんじん・しめじの1/2量→豚薄切り肉の1/2量の順に重ねる。塩こしょう、ガーリックパウダーを振り、ピザ用チーズ1/2量を散らす。

    3.同様に、キャベツの1/3量→残りの玉ねぎ・にんじん・しめじ→豚肉薄切り肉、塩こしょう、ガーリックパウダー、ピザ用チーズ1/2量の順に重ね、最後にキャベツの1/3量をのせる。

    4.白ワイン(なければ酒)を回し入れ、ふたをし中火にかける。ジューっという音が小さくなってきて、ふたに蒸気がついてきたら弱火にし、15分蒸す。

    5.ふたをあけて、フライ返しなどで上から軽く押さえる。

    6.一回り大きいお皿をかぶせて、そのままひっくり返して取り出す。刻みパセリを散らす。

    くわしいレシピはこちら
    『ほっとくだけ!キャベツと豚肉のチーズミルフィーユ』
    https://oceans-nadia.com/user/10649/recipe/121816

     

    (2)あさりとたっぷり野菜のフライパン蒸し

    あさり、きのこ、トマトの旨み成分の多い食材を使用。にんにくやオリーブオイルで風味アップ! あさりに含まれる塩分だけでも十分美味しさを感じられます。

    【材料(2人分)】

    あさり(砂抜き済) 250g
    ブロッコリー 100g
    まいたけ 1/2パック(50g)
    プチトマト 8個(80g)
    オリーブオイル 大さじ1
    にんにく 1片
    白ワイン(酒) 50cc
    塩こしょう 適宜

    【作り方】

    1.あさり(砂抜き済)は、殻をこすり合わせて洗う。ブロッコリーとまいたけは小房に分ける。プチトマトはへたを取る。にんにくは皮をむいて、スライスする。

    2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかける。良い香りがしてきたら、まいたけ、水気をふいたあさりを加え、全体に油がまわるまで炒める。

    3.ブロッコリー、プチトマトを加え、白ワインを回し入れてふたをし、弱めの中火で約4分蒸し煮にする。

    4.あさりの口が開いたら、味を見て塩こしょうで調味し、全体を混ぜ合わせる。

    くわしいレシピはこちら
    『ダイエットに!あさりとたっぷり野菜のフライパン蒸し』
    https://oceans-nadia.com/user/10649/recipe/158200

     

    (3)厚揚げとわかめのおかか醤油炒め

    炒め物も、厚揚げやかつおぶしの旨味、ごま油の香りをきかせることで、塩分控えめでも美味しく仕上がります。シャキシャキの野菜で、自然と噛む回数が増え、ゆっくり食べられる効果も。

    【材料(2人分)】

    厚揚げ 1枚(200g)
    乾燥わかめ 5g
    キャベツ 200g
    にんじん 20g
    ごま油 小さじ2
    A しょうゆ・みりん 各小さじ1
    A 塩こしょう 少々
    かつおぶし 1袋(2.5g)

    【作り方】

    1.乾燥わかめは水に漬けて戻し、水気をしっかり絞る(大きければ食べやすく切る)

    2.厚揚げは1.5cm厚さの食べやすい大きさに切る。キャベツは約2cm角のざく切り、にんじんは薄い短冊切りにする。

    3.フライパンにごま油を入れて中火にかけ、キャベツとにんじんを炒める。

    4.しんなりしたら、厚揚げとわかめを加え、さっと炒める。Aを加えて調味し、かつおぶしを入れて、全体に混ぜる。

    くわしいレシピはこちら
    『厚揚げとわかめのおかか醤油炒め』
    https://oceans-nadia.com/user/10649/recipe/142561




    食材の旨味や野菜の甘味を生かしたレシピなら、美味しさに満足しながら味覚をリセットできます。

    味覚が敏感になれば、ダイエットや健康に役立つだけでなく、食の楽しみも広がりますよ! どのレシピもとっても美味しいので、ぜひお試しくださいね。



    こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
    野菜のおいしさをじっくり引き出す!じんわり野菜レシピ
    【11/24は和食の日】和食の基本「だし」は3分で作れる!覚えておきたい超絶簡単だしとり法




    キーワード

    このコラムをお気に入りに保存

    64

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    このコラムを書いたArtist

    河埜 玲子
    • Artist

    河埜 玲子

    • 医師
    • 日本キッズ食育協会医学アドバイザー
    • キッズ食育マスタートレーナー

    医師・料理家・日本キッズ食育協会医学アドバイザー・キッズ食育マスタートレーナー。11歳の娘を持つ医師。 「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しくても実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げていきたいと思っている。 また、子どものうちに正しい食の知識を身につけることが、将来の健康に非常に重要だということから、子どもの食育を広げる活動も行っている。 子育てをしながら仕事を続ける自らの経験をもとに、 忙しくても、子どもに栄養満点で手作りのお料理を食べさせてあげたいという願いを叶える、栄養バランスが取れる時短・作り置きレシピを発信。 著書 「医師が教える 一品で栄養バランスが取れるレシピ」(SBクリエイティブ)。

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History