食材の風味がぐーんとよくなる「燻製」
燻製とは、煙を使って食べ物をいぶす調理法のことです。もともとは食材の長期保存のために使われていましたが、じつは土鍋とちょっとした道具があれば、家庭でも簡単に作れるのです!
この夏、BBQやご自宅のベランダで燻製料理を楽しんでみませんか?
自宅で燻製をするときに必要なもの
自宅で燻製を作る場合、中華鍋を使う方法や専用の土鍋を使う方法も紹介されていますが、基本の道具は下記のものがあればOKです。
用意するもの
・土鍋
・網
・アルミホイル
・燻製チップ
※食材に照り感をプラスしたいときは、チップにザラメを少量混ぜます。
私の使用しているのは、燻製専用の土鍋ですが、普通の土鍋に100均などで売られている脚のついた餅網を中に入れても作れます。
初心者におすすめ!オイルの燻製
初めて燻製にチャレンジする人に試していただきたいのが、オイルの燻製。いつものオリーブオイルを燻製するだけで、料理の幅がぐーんと広がりますよ!
【オリーブオイルの燻製】
1. 十分に煙がたってから、耐熱皿に平たく流し込んだオイルを素早く入れる
2. ただちに蓋をし、火を止めそのまま煙が落ち着くまでじっとがまん
3. 煙がおさまったら取り出し、清潔な密閉瓶に入れる
※3の工程でお好みでハーブやスパイス、にんにく等を一緒に入れる
詳しいレシピはコチラ
3種の燻製オリーブオイル
オイルを燻製する時のポイントは加熱時間。加熱が長いとせっかくのオイルの風味が台無しになるのでご注意を! 上のレシピは少しでも熱い時間を短縮するのに色々と考えてここに辿り着きました。
燻製オリーブオイルの活用法 あれこれ
なっ、なんと‼ 燻した香りがおいしいいぶりがっこ(燻製たくあん)が、市販のたくあんとこの燻製オイルがあれば家でも簡単に作れちゃいます!
作り方は、市販のたくあんを短冊切りにし、燻製オリーブオイルを揉み込むだけ!
詳しいレシピはコチラ
いぶりがっこ風1分自家製燻製たくあん
バーベキューの定番、サケのちゃんちゃん焼もこの燻製オイルがあれば、いつもと違った味わいに。 スモーク好きにはたまらないおいしさに大変身ですよ
調味料の味噌に燻製オイルを混ぜてかけるだけ。サーモンもキノコも燻製オイルとの相性は抜群!
詳しいレシピはコチラ
燻製ちゃんちゃん♪
燻製オリーブオイルは作り置きおつまみにも大活躍。 チーズのオイル漬けは、薄くスライスしたバケットに生ハムを置いてその上にのっけて食べても…! あぁ~ワインかなぁ~それともハイボールにしようかなぁ~とたまりません。
詳しいレシピはコチラ
自家製燻製オイル漬けチーズ
BBQで試したい燻製レシピ
土鍋があれば、野外でのBBQでも燻製料理が作れます!
燻製ベーコン
煙がたった土鍋に一口サイズにカットしたベーコンとうずらのたまご、ミニトマトを入れ
数分そのまま燻します。 目安はミニトマトの皮がぷちっ!とやぶれてくる程度。
土鍋で燻製枝豆
洗った枝豆の表面を軽くキッチンペーパーでふき取り、網の上に置きます。そこから加熱をはじめ、10分~15分。枝豆が多少固い位まで燻したら火を止め、余熱でお好みの固さまになるまで放置します(蓋は取らない)。
いつもの枝豆は特別な一品に! ビールが進むこと請け合いですよー。
土鍋で燻製たまご
黄味がとろとろの状態の半熟卵を煙がたった土鍋の中に入れ、5分ほど燻します
ほんのり色づいた卵はそのまま食べても、サラダに入れても間違いないおいしさ!
大勢の人が集まるバーベキューシーンなら、豪快に厚切りベーコンや骨付きソーセージを燻製するのもいいですね。
最後にワンポイントアドバイス!
燻製チップの中にローズマリーの枝やオレンジの皮を入れたりすると、燻した香りにさらにプラスされ、オトコの料理っぽい燻製が女子も華やぐ燻製料理に変身しますよ♪