「そうめんかぼちゃ」という野菜、ご存知ですか?
そうめんかぼちゃとは、パスタ瓜、金糸瓜なども呼ばれるペポカボチャの一種です。その名前の通り、果肉の部分がまるでそうめんのようになっていて、茹でてほぐしてから料理に使います。
まずは、そうめんかぼちゃについて簡単に説明いたしますね。
そうめんかぼちゃの旬と主な産地は?
収穫時期は、暑い時期。7月~8月です。
収穫したては果肉がほぐれにくくかたいため、追熟させ甘みや風味が増した秋ごろから、八百屋やスーパーで出回ります。
そうめんかぼちゃは、もともとは石川県の能登伝統野菜ですが、今では日本の様々な場所で栽培されています。
栄養やカロリー、食感や味は?
そうめんかぼちゃのカロリーは100gあたり24kcalです。同じ緑黄色野菜だと、かぼちゃが100gあたり91kcalなので、そうめんかぼちゃはカロリーが低くてヘルシーですね。主な栄養素は、ビタミンA・葉酸・カリウム。さらに脂質が少ないという特徴があります。
意外にもシャキシャキとした食感で、味はえぐみやクセが少なく、ほんのりと甘みがあるので、調理次第でどんな料理にも合わせやすいんですよ。
そうめんかぼちゃのおいしい食べ方
ここからはそうめんかぼちゃの基本となる加熱の仕方と、アレンジレシピをご紹介します!
そうめんかぼちゃの加熱方法
【茹でる場合】
そうめんかぼちゃを輪切りまたは半分にカットして、種とワタを取り除き、沸騰したお湯に入れて茹でます。皮に近い部分に菜箸をいれてみて、ほぐれるくらい柔らかくなったら、湯からあげてください。
【電子レンジで火を通す場合】
そうめんかぼちゃを輪切りまたは半分にカットし、ふんわりとラップで包み、電子レンジでまずは2~3分加熱してみてください。茹でる場合と同じで、皮に近い部分が菜箸でほぐれるくらいになったらOKです。もしまだ固ければ、1分くらいずつ加熱して様子を見てください。(種とワタは加熱後に取りのぞいても構いません)
★ここからは、鍋で茹でた場合も、電子レンジで火を通した場合も同じ工程になります。
1.流水にさらして冷やしながら、果肉をほぐします。
2.ほぐしたそうめんかぼちゃは、ザルに上げて水気をきります。
3.すぐに使わない分は、ザル付きの保存容器やキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、2~3日中に使い切ってください。
そうめんかぼちゃのおすすめレシピ
そうめんかぼちゃは味にクセがないので、そうめんのようにシンプルに「めんつゆ+うずらの卵+万能ねぎ」と食べても美味しいですし、お好みのドレッシングに合わせてサラダ風にするのもおすすめです。
また、もしベジヌードルとしてパスタの麺の代わりにするなら、そうめんかぼちゃの水分で味が薄まらないようにしっかり水気を絞ってから使いましょう。
ここからは、もうひと手間加えた、おもてなしにも使えるレシピを2つご紹介します!
そうめんかぼちゃトマトソースボード
https://oceans-nadia.com/user/11064/recipe/128092
そうめんかぼちゃは下茹でしてあるので、長く火を通す必要はありません。他の具材を炒めてソースの味を調えてから、炒め合わせます。
●詳しいレシピはこちら
『そうめんかぼちゃトマトソースボード』
そうめんかぼちゃのピリ辛タコ酢
https://oceans-nadia.com/user/11064/recipe/173019
和食に合わせるなら、酢の物がぴったり。他の具材と一緒に三杯酢に漬け込みます。この場合も、そうめんかぼちゃの水分で水っぽくならないように、しっかり水気をきっておいてくださいね。
●詳しいレシピはこちら
『そうめんかぼちゃのピリ辛タコ酢』
いかがでしたか? とてもヘルシーでアレンジしやすいそうめんかぼちゃ。冬の間常温で保存できるので、八百屋やスーパーで見つけたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。お好みの食べ方が見つかりますように!
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