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    • 公開日2016/11/21
    • 更新日2016/11/21

    「すりおろす」だけじゃない!実は万能な「すり鉢」で始める心豊かな暮らし

    「すり鉢」を持っていますか? ごまや山芋をするときに活躍する調理グッズですが、そのたたずまいは「古き良き日本の生活」を彷彿をさせます。慌ただしい毎日に、ちょっぴり潤いを与えるためにも「すり鉢」を使ってみてはどうでしょう? 意外と知らない「すり鉢」のこと、お教えします。 

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    「すりおろす」だけじゃない!実は万能な「すり鉢」で始める心豊かな暮らし

     

    ペースト作りやじゃがいものマッシュ、ナッツ類を砕くなど、使い道いっぱいの「すり鉢」

    すり鉢は、器の中にすり目が施された調理道具。


    ごまをすったり、山芋のとろろ作りに使う印象がありますが、それだけではありません。食材をペースト状にしたり、砕いたり、すり潰す、蒸したじゃがいもをマッシュする、薬味を潰す、など、幅広く使えるんです。枝豆の産毛取りにも活躍するんですよ。

     

    使いやすいサイズを選ぼう!

    すり鉢にはさまざまなサイズがあります。

    一般的に
    ・1~2人分 7寸(約21cm)
    ・3~4人分 8寸(約24cm)
    ・5~6人分 9寸(約27cm)
    が使いやすい目安のサイズとされています。


    すり鉢を持っていると、食材の「すりたて」の香りが楽しめ、荒くすったり、細くすったりなど、好みの大きさに仕上げることができます。

    そして、ごりごりと食材をすりつぶす作業は、なんとも心落ち着くもの。すっている食材の香りが立ってきた瞬間は、まさに至福です。

     

    すり鉢が大活躍するレシピ2つ

     

    「くるみ味噌の白和え」

    【材料(4人分)】
    もめん豆腐…200g
    ほうれん草…50g
    にんじん…30g
    しいたけ…10g(約1/2枚)
    A だし…100ml
    A 醤油…小さじ1
    A 砂糖…小さじ1
    くるみ…20g
    味噌…20g
    砂糖…小さじ1


    【作り方】
    1. もめん豆腐はしっかりと水切りをする
    2. ほうれん草はサッとゆで、にんじんは細切り、しいたけは薄切りにする
    3. にんじんとしいたけをAで煮て、煮汁ごと冷ましておく
    4.ほうれん草を2cmの長さに切り、3に加えて味を含ませておく
    5. くるみを乾煎りしてすり鉢で潰し、味噌、砂糖を加えてくるみ味噌を作る
    6. もめん豆腐と煮汁を切った4をすり鉢の中で和える

    詳しいレシピは
    こちら

     

    「基本のとろろ飯」

    【材料(2~3人分)】
    山芋(長芋でも良い)…100g
    卵…1個
    だし…100ml
    醤油…小さじ1
    みりん…小さじ1/2
    塩…お好みで
    米…150g
    大麦…50g
    水…炊飯器で2合弱


    【作り方】
    1. 洗った米と大麦を合わせ、水を加えて15分ほど浸けてから炊く
    2. だしと調味料を合わせて一煮立ちさせ、冷ましてからほぐした卵を加える
    3. 芋の皮をむき、すり鉢ですりおろす
    4. 2と3を合わせてご飯にかける

    詳しいレシピは
    こちら

     

    すり鉢の使用の注意とお手入れ方法

     

    底がザラザラしているタイプは布巾を敷いて

    焼き物のすり鉢の中には、底の部分がザラザラとしているものがあります。そのまま使うとテーブルに傷がついてしまうので、布巾などの上に置いて作業をしましょう(すべり止めの効果もあります)。

     

    水につけて汚れを浮かし、こすり洗いを

    すり鉢はすり目の部分に食材が詰まってしまうもの。これをきれいに落とす方法をお教えします。

    使い終わったすり鉢は水(またはお湯)にしばらく浸けておきます。こうすると汚れが浮いてきて、タワシなどの硬めのブラシでこすり洗いすればきれいになります。このとき、すり目に沿ってこすること。

    ちなみに金属製のブラシだとすり鉢を傷めてしまうので、使用は避けましょう。

    洗ったらしっかりと乾燥をさせてから片付けることも忘れずに。乾燥させないと、すり目に残った水けが黒ずみ、カビの原因になってしまうことも。


    なくても困らないけれど、あると生活が豊かになる調理道具、すり鉢。作ること、食べることがもっと楽しくなるので、手に入れてみてください。

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    このコラムを書いたArtist

    川崎利栄
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    川崎利栄

    川崎利栄(かわさきりえ) フォトスタイリスト&フードプランナー、フードスタイリスト 岸和田市在住(アトリエFood Planet主宰) フードコーディネーター講師に従事し、カフェ、ダイニング、料理スクールの立ち上げ、 プランニング、料理写真の提供を経験を経て地元にアトリエを構える。 2014年彩誉ブランド推進委員として地元の食の発信に携わる。 おべんとう作りはライフワークであり、これまで延べ5,000個以上作っています。 レシピ制作はもちろん、レシピ再現、撮影まで一貫して自身で行います。 ■書籍 ・2020年2月20日 世界文化社「朝8分ほったらかし弁当 3品同時に作れる魔法のレシピ」出版 ・遊タイム出版 お弁当に!パーティーに!おいしく簡単ロール寿司(レシピ・写真提供) ・日東書院 みんなのOh!Bento(お弁当ライフ掲載) ・扶桑社 レシピブログmagazine冬号 (一部スタイリング) ・今春出版予定のトップブロガーさんの料理本1冊をスタイリング ■メディア 読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」 テレビ朝日「食彩の王国」 地元食材を使った料理5品製作 毎日新聞関西版「彩る」 テレビ朝日「おはよう朝日です」 日本テレビ「スッキリ」 関西テレビ「やすとも・友近のキメツケ」 読売テレビ「anna」「ピーチcafe」

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