こんな使い方もできるの!?広がるスキレットのレパートリー
写真映えするスキレット。お料理好きな方や、写真好きな方なら、ひとつやふたつはきっとお持ちですよね。
見た目が素敵なだけではなく、熱伝導のいい鉄性なので、焼いたり、煮たり、揚げたりと簡単においしい料理が作れるのもいいところ。でも、なかなか料理のレパートリーを増やせず、持て余している方もいるかもしれませんね。
今回は、そんな方たちのために、意外な使い方を紹介します。マスターしてスキレットメニュのレパートリーを広げましょう!
冷やして使うと保冷効果バツグン!!
スキレットの強みと言えば、なんといっても熱伝導のよさ。鉄製なので一度熱くなると温度が下がりにくく、食材にしっかり安定して火を通します。
ということは……?
一度冷やすと、保冷効果もあるのでは?と思い、と試してみました。
使う1時間くらい前にスキレットをそのまま冷蔵庫へ。その上にお刺身やサラダ、アイスクリームなどを盛りつけると、食材はいつまでもひんやりと、生ぬるくなったり、すぐに溶けたりせずにおいしくいただけます。
見た目もいいし、夏にはもってこいの器となりますね。
オーブン加熱したデザートをそのまま冷やしても
スキレットはパンやお菓子などのオーブン加熱の型として利用すると、表面はパリッと、中はしっとりと仕上がります。
今回ご紹介するクラフティーは焼いてアツアツで食べてもサイコーですが、冷やすとプリンのようなクリーミーなカスタードの菓子になります。
粗熱をとってから冷蔵庫に入れると中までしっかり冷えて、おいしいですよ。アイスを上から載せても溶けにくいんです。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/13780/recipe/168112
2枚使いで!フォトジェニックなオムレツ料理が簡単に作れる!
プラス1のスキレットで料理がきれいに、おいしく作れるテクニックを紹介。
均一に焼き色がついたきれいなオムレツを作りたいけれど、上下を返すところで失敗してしまう、という方いませんか?上下を返す作業は、オムレツを作る中で最大の難関ですよね。
スキレットがもう1枚あれば、その難関もヒョイッとクリアできちゃいます!
まずは、お好みの具材をオイルで炒めます。写真は、ゆでたこ40g、たまねぎ40gを炒めています。
炒めている間に、ボウルに卵3個、粉チーズ小さじ4、牛乳大さじ3、塩・黒こしょう少々を入れてよく溶き混ぜます。そこへ、炒めた具材を入れます。
スキレットにオイルを敷き直してよく熱し、卵液を一気に流し込みます。
菜箸で空気を含ませるように大きく混ぜると中はフワッとした仕上がりに。
ここまでは普通の作り方と一緒ですよね。きれいなオムレツを作るポイントは、ここからです!
次に中まで火を通すために。もう1枚同じスキレットをしっかり密閉するように被せます。蓋をして約弱火で3分焼きます。
蓋を取り、オムレツの淵が乾いてきているのを確認したら、耐熱のゴムベラなどで一度ぐるっとまわりをはがします。
上にかぶせていたスキレットにもオイルをペーパーなどで塗り、もう一度オムレツの入った方のスキレットへかぶせます。
2つのスキレットの取っ手を一緒に握って、ヨイショっとひっくり返せば、上下が逆に。そのまま弱火で2~3分焼けば、簡単に両面がパリッと焼けたきれいなオムレツの完成です。
丸いまま食卓へ運ぶのもアリですが、ピザカッターやナイフでカットして、1人分ずつ2枚のスキレットに分けて盛り付けてみてください!どちらも熱いままおいしく食べられます。空いたスペースには付け合せの野菜やパンなどを添えれば、見た目もいいですね。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/13780/recipe/168092
2枚を上手に使い回し!人気のラクレットも楽しめる
2枚使いの上級者になれば、とろ~りチーズが人気のラクレットもスキレットメニューのレパートリーに。
まずは具材を用意します。スキレットで蒸し野菜をするときは、火にかける前に食材を並べて、塩少々、大さじ2程度の水を入れます。
もう1枚のスキレットをかぶせて、中火にかけます。少し蒸気が漏れてきたら、弱火にして加熱。
一口大のブロッコリーやかぼちゃで10~15分くらいで火が通ります。途中様子を見て水気がなくなっていたら、水を少し足してください。熱い蒸気が上がることもあるので、かぶせている方のスキレットを少しずらして隙間から注ぐと安心ですよ。
野菜に火が通ったら、蓋にしていたスキレットの蒸気をペーパーで拭き取り、そこにお好みのチーズを。本来はラクレットチーズというものを使いますが、なかなか手に入りにくいので、ピザ用チーズなどでもOK。
私はカマンべール40g(1/6カットのものだと2~3個)+ピザ用チーズ大さじ1を溶かしてちょっと大人なお味に。弱火にかければすぐ溶けます。
蒸し野菜の蓋として利用している時点でスキレットが温まっているので、すぐにいい具合になりますよ。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/13780/recipe/168040
今回は冷やす方法と2枚使いをご紹介しましたが、スキレットの使い勝手は無限大!いろいろ試して、楽しんでくださいね。
せっかく持っているのにいまいち使いこなせていない方のちょっとしたヒントになれば嬉しいです。
関連コラム
・2次発酵なしでOK!外はカリッと中はもっちりのスキレットピザを作ってみよう
・大流行中のスキレット。その特徴と使い方、レシピをご紹介♪
・まだまだ人気!簡単お手軽なのにおしゃれに見えるスキレットごはん8選