コーンスターチとは?原料や特徴をおさらいしよう
コーンスターチは、とうもろこしを原料とするでんぷんで、白くとても粒子が細かいサラサラの粉。西洋料理のソースやスープのとろみづけ、焼き菓子などに使われています。
日本ではとろみづけに片栗粉を使用することが多いのであまりなじみがない印象かもしれませんが、実は世界で生産されるでんぷんの8割はコーンスターチなのだとか。食品用だけでなく、化粧品や薬品、工業用にも使われていて、私たちの生活に欠かせないでんぷんなのです。
コーンスターチの代用として一番に思いつく片栗粉は、同じでんぷんですがじゃがいもを原料としています。どちらも主にとろみづけに用いられますが、この2つのとろみには大きな違いがあるんです。
まず、コーンスターチは片栗粉より粘度は低いのですが、温度が下がっても粘度が続くのでカスタードクリームや冷やして食べるお菓子などの料理に最適です。
一方、片栗粉は温度が下がると粘度が下がるのであんかけやスープなどの温かい料理に。それぞれの性質を知って、料理によって使い分けるとそれだけでグンと料理がレベルアップしますよ。
コーンスターチがなくても大丈夫!コーンスターチ代用レシピ2選
お菓子を作ろうと思ったときに材料にコーンスターチとあるけれど家にない…わざわざ買うのもなぁと困ったことはありませんか? そこで、コーンスターチを使うレシピが多いクッキーとカスタードクリームをコーンスターチなしで作るレシピをご紹介します。
片栗粉でサクほろ!材料4つでできるスノーボールクッキー
片栗粉、きな粉、砂糖、油を混ぜて焼くだけでできる簡単スノーボール♪ 片栗粉を使うことで、口に入れるとサクッとほろほろ崩れるような食感に仕上がります。粉糖にきな粉を混ぜるとさらにきな粉の風味が楽しめますよ。クリスマスにも◎。
【主な材料】
片栗粉
きな粉
砂糖
油
●詳しいレシピはこちら
『材料4つ!さくほろ♡きな粉のスノーボール』
小麦粉で簡単!10分でできる絶品カスタードクリーム
手作りカスタードクリームというと難しいイメージがあるかもしれませんが、10分あれば簡単に作ることができます。薄力粉はあまり混ぜると粘りが出るのでサッと混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜるのがポイント。あとは火にかけてクリーム状になるまで混ぜるだけ! できたてをトーストにのせたり、パイやケーキ、シュークリームと合わせたりと、これからの季節に大活躍間違いなしの絶品クリームです。
【主な材料】
薄力粉
卵黄
牛乳
砂糖
バニラエッセンス
●詳しいレシピはこちら
『10分で完成!基本のカスタードクリーム(小麦粉使用)』
余ったら試してみて!コーンスターチ使い切りレシピ2選
お菓子作りでコーンスターチを買ったものの、使うのは少しだけで余らせてしまうこともありますよね。そんなときにおすすめの、コーンスターチを大さじ3以上使うレシピをご紹介します。お菓子はもちろんお料理にも使えるので、覚えておくと便利ですよ。
アーモンド風味がたまらない!簡単ブラマンジェ
アーモンドミルクとコーンスターチ、砂糖を鍋に入れて火にかけ、とろみが付くまで混ぜるだけでできる簡単ブラマンジェ♪ ダマにならないように、弱火でとろみがつくまで絶えず混ぜるのがポイントです。とろっとふるふる食感が美味しい、体に優しい大人デザートですよ。
【主な材料】
コーンスターチ
アーモンドミルク
砂糖
アーモンドスライス
ホイップ済みクリーム
●詳しいレシピはこちら
『とろふる♡簡単ブラマンジェ』
軽い食感がクセになる!がっつりコクうまごちそうトンテキ
コーンスターチをまぶして揚げ焼きすることで、豚ロース肉が劇的に軽い仕上がりに! 玉ねぎの甘みとにんにくのパンチが効いたコクうまソースがお肉に絡んでたまらない美味しさです。ひと口食べたら止まらない! がっつりご飯がすすむ、大人も子どもも大満足間違いなしの、超おすすめごちそうトンテキです。
【主な材料】
コーンスターチ
豚ロース厚切り肉
玉ねぎ
鶏ガラスープの素
おろしにんにく
●詳しいレシピはこちら
『がっつりコクうま!10分でごちそうトンテキ』
今回、コーンスターチについていろいろご紹介させていただきました。あまりなじみのない方も多いですが、さまざまな料理に使いやすいコーンスターチ。とろみをつけたり、食材をサクッと軽い口当たりに仕上げてくれたりするだけでなく、最近はグルテンフリー食材としても注目されています。美味しくて体にも優しいコーンスターチを、ぜひ日々の食卓に取り入れて、いろいろな料理を楽しんで作ってみてくださいね。
●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
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