市販のカレールーを使わないので油分少なめでたくさん食べてももたれにくいカレーです。 トマトもたっぷり入っているのでさっぱりと食べられます。 ターメリックは消化促進、解毒作用もあるので胃腸に優しいごはんです。
野菜を細かく薄く切ることでしんなりと炒められ、旨味がしっかりと出てカレーと馴染みやすくなります。 具として食べるというよりはカレーに溶け込ませるイメージでなるべく細かく、薄く切るのが美味しくなるポイントです。 ルーの代わりに薄力粉を加えることでゆるめのとろみをつけています。油と一緒に炒めて馴染ませることで粉っぽくならず口当たりよく仕上がるのでしっかり馴染ませながら炒めて下さい。
お米を洗い、2合分の水を加えてターメリックを加え軽く混ぜて炊飯する。
にんにく、生姜、セロリはみじん切りにする。 玉ねぎは薄切りにする。 トマトはヘタを取りざく切りにする。
鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくと生姜を加えて中火で加熱する。 シュワシュワと気泡が出てきたら弱火にし、セロリと玉ねぎを加え、たまに混ぜながらしんなりとするまで10分ほどじっくりと炒める。
鶏もも肉は一口大に切り塩、胡椒を振る。 2の鍋にオリーブオイルを少量足し、鶏もも肉を加えて炒め、表面の色が変わってきたらカレー粉と薄力粉を加えて絡めるように炒め合わせる。
粉類が油分と馴染んできたらざく切りにしたトマトとトマト水煮を加えて煮立たせる。 ふつふつとするくらいの火加減で10分ほど煮詰め、水と顆粒コンソメを加えて20分煮込む。 味を見て塩を加え味を調える。
なす、ズッキーニは8ミリ厚さの輪切りにする。 パプリカは縦半分に切る。 フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、なす、ズッキーニ、パプリカを並べ入れて両面に焼き色がつくまで焼く。 焼き上がりに塩ひとつまみを振る。
器にターメリックライスとカレーを盛り付け、焼いた野菜をトッピングする。
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両角舞
料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディネーターに転身。企業のレシピ開発や撮影スタイリングを多数手がける。 CX系めざましテレビのコーディネーターを5年間務めた他、タイ各地でのレストラン立ち上げに関わりメニュー考案、調理に携わる。現地での経験を活かし料理教室や料理イベントを主催。 2012年ELLE a tableフードバトルのグランドチャンピオン。漢方スタイリストの視点から作る薬膳も得意とする。