いつもの食パン https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/392640 の次に我が家で良く焼いているミルク風味の食パンです。ほわぁ~っと甘いミルクの香りがします。国産小麦を使っているので、もっちり引きが強いです。耳はさっくり軽い食感です。
使う強力粉の銘柄によって膨らみ方や食感にかなりの差が出ることがあります。特に外国産の強力粉や最強力粉を使うと膨らみが強すぎ、型からはみ出してしまうことがあるので、発酵時間を短めにしてください。 材料のスキムミルクの代わりにバターミルクパウダーが手に入ればそれを使うとさらにミルクの風味が濃くなります。
シリコン加工などのされていない型には、バターかショートニングを塗っておく。
水、牛乳を人肌程度に温め、てんさい糖、インスタントドライイーストを入れ、強力粉(春よ恋)と強力粉(ゆめちから)、スキムミルク、自然塩を入れて指先で粉と水分が混ざるようにざっくり混ぜる。
生地の状態は荒くていいので、ボールにぴったりラップをして20分休ませる。(夏場は発酵が進みすぎるので冷蔵庫で)
休ませた後の生地は伸びが良くなっている。
まとめた生地の端をつまむように持つ。
手首のスナップを利かせ、生地の重さを利用してこね台に落とすようにして打ち付ける。(強く叩きつけるのではなく、ポトンと落とすようなイメージ)
表面が滑らかになったらバター(食塩不使用)を包み込む。
バターを生地になじませるように、こね台にこすりつけるように広げる。工程4、5と同じようにこすりつけて広げる、集めるを繰り返す。
バターがなじんでべたつかずふわふわと柔らかくなったら、工程6,7、8のように叩きごねをする。
表面がすべすべ乾いたような感触になり、見た目もツルツルになれば生地を薄く伸ばしてみてすぐにちぎれず向こうが透けるくらい薄く伸ばすことができればOK.
表面がきれいになるように丸め直し、ボールに入れて乾燥しない様にラップや固く絞った濡れ布巾をして30℃で50分ほど発酵させる。
発酵の終了は時間ではなく、生地の膨らみぐあいを見て決める。元の大きさの3倍近くになっていればよい。
こね台に取り出し、優しく手で押さえてガスを抜き、縦横それぞれに3つ折り、または丸く丸めなおしてとじ目を下にし表面が乾燥しないようにボールをかぶせるか固く絞った濡れ布巾をかけて室温で15分休ませる。
とじ目を上に向け、めん棒で優しく伸ばす。
左右に3つ折りにし、生地の向こう側から巻き始める。最初は芯を作るようにしっかり巻く。
巻き終わり
生地の一番高いところが型の淵より少し下まで発酵すれば蓋をして180℃で24分焼く。 各ご家庭のオーブン、また型の材質により焼き時間や焼き色は変わることがあります。 一度焼いてみて調節してくださいね。
焼きあがったら台の上にトンと落として中の熱い上記を抜く。 型から出してケーキクーラーなどに載せて冷ます。
引きが強く、もっちりしっとりした少し甘みのある生地です。焼きたてならちぎってこのまま食べてしまいたくなるかも♪
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。