1月17日は「おむすびの日」
なぜ1月17日が「おむすびの日」なのかご存知ですか? それは1995年1月17日に発生した阪神大震災にまで、さかのぼります。当時、冬の寒い中で被災し、食べ物も十分にない方が大勢いました。このとき、ボランティの手で炊き出しでおむすびが配られ、被災者の方々はそれに励まされました。いつまでもこの善意を忘れないようにしようという思いが込められ、この日が「おむすびの日」に定められたのです。
大変な災害の中で、まさに人の心もおむすびが結んでくれたという心の温まるお話です。
今回はその「おむすびの日」にちなんで、おむすびメニューの中でも、もっともシンプルでありながら、お米本来の味を堪能できる「塩むすび」の作り方をご紹介します!
ごはんをお鍋で炊いてみよう!
塩むすびの材料は、米、水、塩の3つです。おいしく作るには、なるべく質のいいものをそろえるとよいでしょう。炊飯器でごはんを炊いても十分ですが、せっかくなら、こだわってお鍋でごはんを炊いてみましょう! 難しそうに思いますが、一度やってみると意外と簡単♪ そして何より、お鍋で炊いたごはんは本当においしいですよ! やり方さえおぼえてしまえば、アウトドアでも活用できます。
お鍋を使ったごはんの炊き方はこちらのレシピを参考にしてくださいね。
【和食のきほん①】白ごはんの炊き方(お鍋編)
https://oceans-nadia.com/user/21538/recipe/121736
おいしい塩むすびの作り方
準備するもの
・炊きたてのごはん
・手水(ごはんが付かないように手のひらを湿らす水)
・天然塩
・しゃもじ
・お椀
お椀にごはんをよそう
ごはんが炊き上がったら、空気を入れるように混ぜておきます。お椀に手のひらにのる程度のごはんをよそいます。お椀によそうことで、やけどを防ぐことができ、ごはんの量もひと目でわかるので、おむすびの大きさをそろえるのも簡単です。
お椀を横からトントンとたたいて、ごはんに丸みを持たせ、手のひらにのりやすくします。
おむすびをにぎる
手に手水を付けたら、指先に塩をつけ、手のひらに揉みこみます。塩の量は人差し指の第一関節くらいが目安です。
お椀のごはんを手のひらにのせます。
ごはんの上から、もう片方の手のひらで覆うように丸くごはんをまとめます。
ごはんをのせた手の指と親指の付け根の部分でおむすびの両面の形を整えます。
ごはんを上からかぶせた手の人差し指と中指、手のひらを使って、三角の形を作っていきます。
くるくるとおむすびを回しながら、形を整えていきます。
力を入れすぎず、中はふんわりとなるようなイメージでにぎって下さい!
いかがですか? こんな風にでき上がりましたか?
きれいに形が整えば完成です。手で直接にぎるのが苦手な方は、ラップに塩をふって、同様の手順でにぎってみてください。
塩むすびアレンジ①:手水を塩水にする
直接塩を手のひらに揉みこむのではなく、手水を塩水にして作るおむすびの作り方をご紹介します。塩味が均一にまわるので、こちらの作り方が好みの人も多いかもしれません。
水:塩=3:1の少し濃いめの塩水でにぎりましょう。
塩むすびアレンジ②:いろいろな塩で作ってみましょう
シンプルな天然塩の塩むすびもいいですが、梅酢から作られた「梅塩」や「旨み塩」などいろいろな塩を使って塩むすびを作るのも楽しいですよ! 私は新米の季節には「利き塩むすびの会」を開いたりしています。
塩むすびアレンジ③:お鍋で炊いたごはんのお楽しみ
お鍋で炊いたごはんには、おこげがありますね。おこげで作る塩むすびは、また絶品です! お鍋で炊飯した時のお楽しみですね。
みなさんも、そろそろ「塩むすび」が食べたくなってきたのではないでしょうか? ぜひ、1月17日におむすびを作ってみてくださいね!
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