固い・冷たい・脂が固まる。そんな冬のお弁当悩みはこれで解決!
ラップをかけておけば、ふっくらごはんをキープできる!
冬は気温が低いため、ご飯が冷たく、固くなってしまいがち。これは水分の蒸発や時間の経過によるでんぷんの老化が原因です。
これらを防ぐためには、下の3つを実践しましょう。
・炊く前の米にしっかりと水分を吸わせる(浸水させる)・詰め過ぎない・ごはんを詰めてから食品用ラップをかける(水分が逃げるのを防ぐ)
とくに、ごはんにラップをかける方法は、すぐにできるので、明日のお弁当から試してみてください!
肉や魚は焼く前のひと手間でお昼まで柔らか~♪
メインのおかずである肉や魚を使った料理がカチコチになってしまうのは、加熱によりタンパク質が固まってしまうから。
これは、焼く前のひと手間で回避することができます。この方法、いつもの夕飯にももちろん使えるテクなので、ぜひお試しあれ!
・肉…糖分(砂糖やハチミツ)をなじませ、10〜15分置いてから調理する・魚…焼く際に酒を表面に塗る・肉・魚…片栗粉や小麦粉をつけてから焼く・そのほか味噌、塩麹、酒粕、ヨーグルトなどの酵素の力で柔らかくしてから調理する
白く固まった脂がイヤ~!それなら「さっとゆで」を!
おもに肉料理をお弁当に入れると、開けたときに白い脂の塊ができていることが…。これは、肉の油脂が45℃以下では固まってしまう性質のため。
「ベタついて食べる気がなくなった…」なんてことにならないためにも、調理前に余分な脂を落とすことが大事です。
炒めものをする前に、お肉をさっとゆでておくだけで、脂っぽさは解消できますよ!
おすすめレシピ
『鯖の野菜あんかけ』
『牛肉とセロリの味噌炒め』
『牛肉とレンコン、舞茸のしぐれ煮』
『鶏もも肉の味噌漬け』
冬でも油断大敵!食中毒対策も忘れずに
冬は気温が低く、食中毒が起こりにくいと思われがちですが、夏と同じように食中毒には十分注意しなければなりません。
冬、温かいご飯が食べられる保温弁当箱やスープジャー。これらを使うときに気を付けたいのが料理の温度。細菌の活動しやすい温度は25℃〜40℃と言われています。
ご飯やスープを入れる時には最低でも65℃以上の温度になったものを入れるようにしましょう。また、容器の内側の消毒はもちろん、内蓋の消毒も忘れないようにしましょう。
関連コラム
『【朝10分で完成】冬のお弁当は簡単ぽかぽかスープジャーにおまかせ』
また、この時期は「ノロウィルス」による食中毒にも注意が必要です。11月〜12月を中心に多く発生する「ノロウイルス(感染性胃腸炎)」は気温が低く、乾燥していても増殖するのがポイント。
調理する人の健康管理や作業前の手洗い、調理器具の消毒などで防ぐことができますので、注意するようにしましょう。
※ノロウイルスに関しては厚生労働省のHPをぜひご覧ください
毎日の楽しいお弁当タイム。冬でもおいしくて思わず笑顔になるようなランチタイムを過ごせるよう、ちょっとしたことに気を使いましょう。
関連コラム
・365日傷まないお弁当を作るポイント
・寝坊しても大丈夫!手抜きに見えない10分弁当テク・使えば使うほど愛着が沸く、曲げわっぱお弁当箱のお手入れ方法