胃腸をいたわるには食べ方も大切です
胃腸をいたわる食事と言うと、消化の良いものを食べれば良いと思う方が多いかもしれませんが、胃腸をいたわるためには、食べ物だけでなく食べ方にも気をつけることが大切です。
まずは、胃腸をいたわる食べ方と食べ物について簡単にご説明しますね。
よく噛んで食べる
胃腸をいたわるために大切なのは、よく噛んで食べることです。
食べ物をよく噛むことで、消化器官の消化液の分泌が促されて食べ物を消化する準備を始めます。また、唾液に含まれる「アミラーゼ」はごはんなどに含まれるデンプンを分解してくれます。消化は、食べ物を口に入れた瞬間から始まっているんです。
冷たいものはできるだけ控える
胃腸が冷えると胃腸の働きが弱くなることがありますので、冷たい食べ物や飲み物はできるだけ控えるようにしましょう。胃腸の調子が悪い時は、温かい食べ物にするようにしましょう。
消化が良いものを食べるようにする
胃腸をいたわるためには、何と言っても消化の良い食べ物を摂るのが◎。お粥やうどん、白身魚や鶏ささみ肉、豆腐などがおすすめです。野菜は加熱して温野菜にすることで食べやすくなりますし、消化もしやすくなります。
刺激物や脂っこい食べ物は控える
辛味や酸味が強い刺激物や脂っこいものは胃腸に負担をかけるので、できるだけ控えましょう。味付けは薄味を心がけた方が胃腸には優しいですよ。
ビタミンやミネラルが不足しないように
胃腸が弱っている時は、どうしてもお粥やうどんなどの食べやすい料理に偏りがち。しかし、これらだけでは、代謝に必要なビタミンやミネラルが不足してしまいます。胃酸の分泌を抑えるビタミンUや、粘膜を健康に保つビタミンA、代謝を促すビタミンB群などが不足しないようにしましょう。
胃腸をいたわるおかず
ここからは、お家で簡単に作れる胃腸をいたわるおかずをご紹介します。外食の機会が多くなるこの時期、お家での食事には胃腸をいたわる食べ物を取り入れてみてください。
鱈と野菜のとろろレンジ蒸し
消化の良い鱈を使った蒸し料理です。魚料理と聞くと手間がかかりそうですが、レンジで加熱するだけなので準備も後片付けも簡単ですよ。胃酸の分泌を抑えてくれるビタミンUが含まれるキャベツなどの野菜を一緒に食べることができます。
●詳しいレシピはこちら
『鱈と野菜のとろろレンジ蒸し』
簡単ほっこり治部煮〜大根おろし添え〜
治部煮とは鶏肉に片栗粉をつけて作る煮物で、石川県の郷土料理です。にんじんや大根などと一緒にめんつゆで煮込むだけで作れて簡単です。大根おろしを添えることで、さっぱりと食べられます。大根には消化を促進する酵素類が含まれているので、胃腸が弱っている時におすすめです。
●詳しいレシピはこちら
『簡単ほっこり治部煮〜大根おろし添え〜』
いかがでしたか? 年末年始の飲み会続きで負担のかかる胃腸。せめてお家では、胃腸に負担がかからないような食べ方にし、消化の良いおかずを食べて胃腸をいたわってあげてくださいね。
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