ひじきはカルシウムや食物繊維、ビタミンB2が豊富!
ひじきと言えば「鉄分が豊富」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
ですが最近、それはかつて煮沸する際に使う釜が鉄製だったためで、実はステンレス製の鍋を使うと10分の1近く減っている、という話も耳にするようになりました。
とはいえ、まだまだひじきにはびっくりするほどのパワーが秘められているんです!
日本人に不足しがちなカルシウムは牛乳の12倍もあり、骨や歯の健康を保ちますし、約半分が食物繊維でできているので、おなかの調子を整え、老廃物の排出もしてくれます。
また、脂肪を燃焼してエネルギーに変えてくれるビタミンB2も多く含まれています。ミネラル類も豊富で、特に多く含まれるヨウ素は基礎代謝を高めたり、成長期のお子様の成長を促進する効果があるんです。
そして何より、低カロリーなのでダイエットの強い味方!
こんなに嬉しい効果たくさんのひじきですが、体にいいからと毎日継続的に大量に食べるのはやめましょう。何事もやりすぎは禁物で、無機ヒ素やヨウ素過剰の心配もありますから、適量を美味しく食べるようにしてくださいね。
ひと味変わったひじきの美味しいレシピ
油揚げや豆、にんじんと煮るスタンダードな「ひじき煮」ももちろん美味しいですが、ちょっと毛色の変わったレシピもたまには試してみたいもの。
そこで今回は、ふりかけ風ひじき煮をご紹介します。
ひじきにツナ缶を合わせ、ツナの旨味をたっぷり吸わせた煮物です。
ホカホカごはんにのせて食べるもよし。水気が少ないので、卵焼きやサラダに加えてお弁当のおかずにするのもおすすめですよ。
お子様も食べやすく、いろいろ活用できて便利なので、常備菜にいかがでしょう?
ひじきとツナしそのふりかけ風な常備菜
【材料】・ひじき(乾燥) 35g・ツナ(ノンオイル)1缶(70g)・大葉 10枚・白ごま 大さじ1・オリーブオイル 大さじ1・醤油 大さじ2・みりん 大さじ1
【作り方】水で20~30分しっかり戻したひじきの水気を切ってフライパンに入れ、オリーブオイルを加えて軽く炒めます。※油で炒めることでコクが出て、表面の水分を飛ばして味が入りやすくなります
そこへツナ缶を汁ごとと、醤油とみりんを加えて炒め煮にし、汁気がだいたいなくなったら細かく刻んだ大葉と白ごまを加えます。
水っぽさがなくなれば出来上がりです。
冷蔵庫で1週間程度は保存可能ですし、小分けして冷凍すれば長く保存できますよ!
オイル漬けのツナを使う場合は、オリーブオイルを使用せず、ひじきを炒める際にツナをオイルごと加えてください。
和食が世界遺産に登録されて、日本の食文化や食材のよさが見直されています。
今回ご紹介した「ひじき」も日本で古来から食べられてきた海藻のひとつ。ひじきのよさや、美味しい食べ方を知って日々の食卓にぜひ取り入れてくださいね!
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