端午の節句と柏餅
もっちもちでみんな大好きな柏餅。そんな柏餅がご家庭で手軽に作れたら嬉しいですよね! そこで今回は、電子レンジを使って簡単に作れる柏餅の作り方をご紹介します。火を使わないので安心してお子様と一緒に作ることができますよ。
でもどうして端午の節句には柏餅を食べるのでしょうか?
詳しい作り方の前に、まずはその由来からご紹介していきたいと思います。
端午の節句に柏餅を食べる由来
上新粉を使ったお餅であんこを包み柏の葉に包んだ柏餅は、中国から伝わったちまきと違い、日本で生み出された独自のお菓子です。
もともと男の子の誕生と成長をお祝いする端午の節句の習慣は、江戸時代に始まったとされています。
子孫繁栄や家系が絶えないことが何より大切だと考えられていた当時、柏の葉は新芽が出てから古い葉が落ちることから「家系が途絶えない縁起物」として広まったようです。
現在では、男の子に限らず子供の健やかな成長を願って広く食べられるようになりました。元気にたくましく育って欲しいと願う親の想いは昔も今も変わらないのですね。
電子レンジを使って簡単柏餅
もちもち食感が美味しい柏餅、実は電子レンジを使って簡単に作る事が出来るんです!
通常、柏餅を作るときには上新粉(うるち米)と餅粉(もち米)の2種類の粉を使うのですが、今回はこの2つが一緒になっている団子粉を使います。団子粉を使えば、固くならないもちもちなお餅を簡単に作ることができますよ。
では早速、材料と作り方のご紹介です。
【材料】(6個分)
A 団子粉 120g
A 上白糖 30g
水 150ml
あんこ 180g
柏の葉 6枚
電子レンジで作る柏餅の作り方
【下準備】
柏の葉は5~10分水に浸けて塩抜きします。
1. あんこは30gずつ丸めておきます。
(市販のあんこが柔らかい時は、耐熱ボウルに広げて入れて、1分ずつレンジにかけて水分を飛ばし、ちょうど良い固さにします)
2. 耐熱ボウルにAを入れたら少量ずつ水を加えながら混ぜ、ラップをふんわりかけて600Wで3分加熱します。
3. 電子レンジから取り出したら、ゴムベラでこねるようによく混ぜ、再びラップをして更にもう1分加熱します。
4. 電子レンジから取り出し、もう一度ゴムベラでよくこねたら、手を水でぬらして6等分に分けて丸めます。
5. 餅を小判型にのばしたら、あんこをのせて折りたたみ、合わせた部分をしっかり押さえて口を閉じます。
6. 柏の葉の裏面(筋が浮いている面)が表側になるようにして包んだら出来上がりです。少し置くことでほんのり柏の葉の香りが移りますよ。もし味噌あんなど何種類か作る時は、葉っぱの表裏を変えて目印にしてください。
詳しい作り方はこちらをご覧ください。
https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/155532
端午の節句のお菓子、柏餅の作り方をご紹介しました。
自分で作った柏餅は美味しさもひとしおです。お子様もご一緒にぜひワイワイ楽しみながら柏餅を手作りしてみて下さいね。
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