旬のきんかんで作るジャムは、爽やかな風味とほんのり感じるほろ苦さが絶妙です! きんかんはオレンジと比べるとやさしい風味なので、ジャムにしてもとっても食べやすくとろける美味しさに仕上がります。 皮も固くないのであっという間に作れちゃうのも嬉しいポイント。 ピールをせん切りにしたタイプ、ブレンダーでなめらかにしたタイプそれぞれ味わいが変わるのでぜひ作ってみて下さいね。
皮ごと食べられるきんかんですが、一度茹でこぼすと皮の雑味が取れ、すっきりとした味わいのきんかんジャムに仕上がります。 ひと手間ですがぜひ行って下さいね。
きんかんは張り、ツヤのあるものがおすすめ。 皮が傷んでないか確認し、しっかり洗っておきます。
きんかんのへたを取り、たっぷり沸かした湯で1分ほど茹でます。 ひと手間ですが、いきなり煮るよりも雑味がとれて美味しく仕上がります。
ざるに上げて上から流水をざっと流します。
きんかんを横半分に切り、楊枝で種を除きます。
皮をぎゅっと押して果肉を取り出します。 果汁が出ても良いようにボウルの上で行うと良いです。
皮はせん切りに、果肉は粗みじん切りにします。
鍋にきんかんと砂糖を入れ、全体にまぶしてから弱火にかけます。 (ボウルに残っている果汁があったら全て加えます)
煮詰めて濃度が付いてくるまで混ぜながら15分くらい煮ます。 スパチュラで鍋底に線を書いてゆっくり流れてくるくらいの濃度が目安です。 冷めると粘度が強くなるので少しゆるめで火を止めると良いですよ。
消毒した瓶に詰めます。 長期保存する場合は20分ほど煮沸して脱気すると安心です。
今回は200mlの保存容器 約2個分の量で仕込みましたので、お好みで半分はハンドブレンダーにかけてなめらかなタイプにしてみてくださいね。 香りも味わいも変わって2度楽しめますよ。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。