【普通より、ちょっと美味しい不滅のカレーライスレシピ】 市販のカレールウを使った普通のカレーライス。その普通を、ちょっと格上げするレシピ。 お休み前夜に牛肉とあめ色玉ねぎを仕込み、翌朝から作り始めるワクワク感。出来上がりが楽しみでたまらない、作る時間込みで幸せになるカレーです。 ◎一度でたっぷり作って、当日食べない分は冷凍保存がおすすめです。(冷凍保存に関しては、工程6をご参照ください。)
▼牛肉の下準備…お肉は叩いて繊維を壊すと、ほろりと柔らかい肉質になります。叩く加減は、元々の厚さの半分くらいになれば十分です。すりおろし玉ねぎの酵素の働きで一層柔らかく、汁ごと使えるため無駄も出ません。 ▼牛肉の種類…カレー用肉に拘らず、すね、すじ、モモ、肩ロース等の塊肉を、ひと口大に切ってお作りいただいても良いです。 ▼肉の代用…お好きなものでお作りいただけます(鶏、豚、羊、海鮮など)。柔らかくする工程が不要な肉(薄切り肉やひき肉等)は、適量のサラダ油で炒め、工程2にすすんでください。 ▼こちらで使用したあめ色玉ねぎは、別の日に作って冷凍保存したものを使用しています。凍ったまま鍋に入れていただいても構いません。 ▼すりおろしにんじん…にんじんらしい味は残らず、にんじん嫌いにもバレません。ですが、にんじんのうま味(グルタミン酸)と甘みが溶け込んで、非常にいい味になります。皮ごと綺麗に洗い、皮はむかずに使用しています。 ▼トマト…にんじんと違って皮が小さく残るため、見た目で入っていることがわかりますが、生のトマトの味、食感、匂いはわからなくなります。にんじん同様、苦手な方にも味では気づかれないはずです。うま味(グルタミン酸)、甘みのためにお使いください。 ▼カレールウ…「S&Bゴールデンカレーのバリ辛(辛口の上)」使用。お好きなルウで良いです。味と香りのバランスのため、何種類も混ぜず1種類をご使用いただくのがおすすめです。 ▼工程3…1時間は煮込んでください。味に深みが出て、牛肉もここで柔らかくなっていきます。とろ火でじっくり、数時間煮込んでいただいても良いです。その際もフタをして、水分がなくなってしまわないようにしてください。 ▼工程4…カレールウを加えてからは、長時間煮込まなくても構いません。 ▼工程5…食べる直前、生クリームを少しかけるとコク深くまろやかになります。必須ではありませんが、あると一層おいしくなります。
《牛肉の下処理》 ※麺棒でよくたたく。ポリ袋に入れ、すりおろし玉ねぎを加えて軽く揉み込み、冷蔵庫で1時間~ひと晩寝かせる。 《あめ色玉ねぎの作り方》 https://oceans-nadia.com/user/230316/recipe/426623
鍋に牛肉を玉ねぎの汁ごと入れ、粗方火が通るまで弱火で炒める。 (※約10分)
すりおろしにんじん、粗く切ったトマトを加え、水分が出てきてしんなりするまで弱火で炒める。 ※約10分
あめ色玉ねぎと水を加えて中火で沸騰させ、出てきたアクを取り除く。小さくふつふつする程度の火加減(とろ火~弱火)に下げ、フタをして1時間煮込む。 ※約1時間
火を止めてカレールウを割り入れ、5分放置する。 弱火にかけ、ゆっくりかき混ぜ5分煮る。 ※約10分
お皿に炊き立てのごはんを盛り付け、お好みでドライパセリを散らす。 カレーをよそい、その上に生クリーム(又はコーヒーフレッシュ)を適量垂らす。
【おすすめの冷凍保存方法】 ひと皿分にちょうどいいサイズで、電子レンジ使用可能なタッパーに、ラップを大きく広げて内側に押し込んで敷く。(または電子レンジ使用可能なポリ袋) そこへ冷めたカレーを入れて閉じ、フタをする。冷凍庫で1か月程度保存可能。(じゃがいも入りはもちません。入れた場合は2週間がぎりぎりだと思います。) 【おすすめの解凍方法】 ①フタを少しだけ開け、電子レンジの機能に合わせて解凍+あたためる。 ②凍った状態でラップごとタッパーから取り出す。ラップをはがして耐熱皿におき、ふんわりラップをして電子レンジの機能に合わせて解凍+あたためる。 ③凍った状態でラップごとタッパーから取り出す。ラップをはがして鍋に移し、コンロであたためる。 ※ラップごと取り出しづらい際は、電子レンジで少しだけ解凍して柔らかくするか、中に水が入らないようにしてぬるま湯に少し浸すと取り出しやすくなります。
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2024/03/17 22:49
2021/12/08 15:48
おねこ
呑兵衛料理家
呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」