盛り付けでトキメキをプラス
料理は五感で食べるといいますが、人がおいしいと感じるには、実は味覚以上に視覚の影響の方が大きいそうです。それだけに盛り付けは大切にしたいところ。心をおどらせるひと工夫で、料理にときめくエッセンスをプラスしたいですね。
とは言え、おいしさを損なう過剰な演出はtoo mach! あくまでも「よりおいしく見せるための工夫」ということを意識して、素敵な盛り付けを目指しましょう。
お皿も含めてトータルデザイン
盛り付けで意識するのは、お料理だけだと思っていませんか? 実はお皿とのバランスも大切な要素の1つです。白い料理には柄物や黒いお皿、カラフルなお料理にはそれを活かす白い器というようにお料理とお皿のバランスをとることが重要です。お料理を並べた時のテーブル全体のイメージを考えつつ、トータルデザインを楽しみましょう。
規則正しく並べる
大皿料理から個々に取り分けるスタイルは、テーブルを囲む人数が多くなると手を出しにくくなりがち。会話の邪魔にならないように、片手でちょいとつまみやすい盛り付けがおすすめです。
ランダムな盛りつけは、高さやお皿の余白の計算が必要で意外と難しいもの。それに対して、お皿に規則正しく並べる盛りつけは、初心者さんでも手軽にでき、失敗知らずでオススメです。
レシピはこちら
混ぜるだけ!まぐろのカナッペ
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/137852
放射状に盛り付ける
もう1つオススメの盛りつけは、くるりと放射に並べる盛りつけ方。仕上げに粗挽き黒コショウをふると、さらに見た目もおしゃれにランクアップします。単純な料理でも、この盛り付けをすると豪華に見えちゃう盛りつけマジックです。
四方から手を出しやすい技ありの盛り付けテクニックでもあります。
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カブのカルパッチョ
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/132657
中央にトッピングを高く盛る
さらに見た目をワンランクあげるなら、平面盛りから立体盛りに挑戦してみましょう。中央に高さを出すようにこんもり盛りつけると、立体感や動きが出て、料理に躍動感が生まれます。
薬味はソースをかけた後に盛り付けるのがポイント。ソースをかけて盛りつけが崩れるのを防ぐことができます。
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カツオと薬味のマヨポン
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/138558
彩りのいい食材をトッピングする
ミニトマト、パプリカ、黒オリーブ、各種ハーブなど彩りのいい食材を2品以上使うとグッと華やかになります。
クレソンはやわらかい葉先を摘むと、見た目がキュートなだけでなく、ほのかな苦みが料理のアクセントになります。器に取り分けず、フライパンのままダイナミックに出すのも私のお気に入り。ゲストの目の前で混ぜて取り分けるのも、おもてなしなら楽しい演出になります。
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シーフードのフライパンパエリア
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/134032
食べやすくピックをつける
崩れやすく、取りにくい料理には楊枝や竹串を刺しておくのがオススメ。ピックをマスキングテープなどでデコレーションすれば、パーティー気分もUPします。
料理をのせられる適当な大きさの器がなければ、パン捏ね台やまな板のままで豪快に盛りつけてもOK。ワックスペーパーを敷いて、カジュアルさを出すのも楽しいですよ。
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ビックフォカッチャの照り焼きチキンサンド
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/134537
大切なのは、おもてなしの心
盛り付けで一番大切なのは食べる人への思いやりの気持ちです。食べやすい大きさに切り分ける、1人分を取り分けやすく…など、難しく考えすぎず、ゲストの立場になってシンプルに考えるのが大切です。もてなす人たちのよろこぶ顔を思い浮かべながら、「見てもおいしい、食べてもおいしい」料理を目指しましょう。
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