毎日の食卓を彩る料理の数々。料理は好きでいろいろ作っているけれど、食卓が何か物足りない…。しっくりこない…。もし、そんなモヤモヤを感じていたら、少しだけ器を変えてみませんか?
定番の器から、これからの季節の食卓を涼しげに彩るおすすめの器をご紹介します。
オススメ1:定番だから自由に楽しむ。白の器
どのご家庭でも一番活躍しているのは、白いお皿ではないでしょうか? すっきりと清潔感があり、何にでも合わせやすくて、とても重宝しますよね。
でも、ひと口に白い器といっても、質感や色味は実に様々で印象も随分異なります。
つるりと硬質な印象の磁器は洋食に、粉引に代表されるような温もりある印象の陶器は和食に、というのはよく言われることですが、あまりこだわらずに使いたいように使いこむのがおすすめです。
例えば夫婦2人の食卓。サイズのほぼ同じディナー皿で、リムの幅が違うものだったり、質感の異なるものだったりをあえて並べてみる。
同じ料理を盛っているのにお互いに「そっちのほうがおいしそうに見える!」なんてたわいない会話が弾むかも? そんな遊び心を持って使うのも、楽しいものです。
おすすめ2:夏におすすめ。土っぽさを感じさせる黒い器
マットな黒やグレー、紺といったニュアンスのある色合いの器は、ガラスの器とも相性がよく、夏の食卓には特におすすめです。
色鮮やかな夏野菜があふれ、一気にカラフルになる夏の食卓をダークな色のお皿がグッと引き締めてくれます。夏は、食卓全体をダークトーンの器でコーディネートしても暗くなりすぎないので、ちょっと格好良くまとめたい時にはぜひ試してみてください。
また、白い器のコーディネートの中に、1点だけ黒い器というのもおしゃれです。
写真は、男性の器作家さんのもの。花形の平皿ですが、土を感じる質感のある黒にところどころブロンズが入っているので、甘くなくシックな印象です。初めて見た時「このお皿にトマトのサラダをのせたい!」と思って買ったのですが、まさにピッタリ!
何を盛りたいかで器を選んでみるのもおもしろいですよ。
おすすめ3:これからが本番!ガラスの器
暑い夏には透明感のある涼しげなガラスの器を食卓に並べましょう。おすすめは、ボデガグラスなど背の低い筒型のグラス。
グラスとしてはもちろん、ちょっとした副菜やデザートを盛り付けるのにも向いています。小ぶりだから冷蔵庫に入れて器ごと冷やしておくのもOKだし、お値段もお手ごろで揃えやすいのもポイント。
写真は、ボデガグラスとほぼ同サイズのグラスです。一人分の和え物や漬物、ヨーグルトなどを入れるのに使っています。シンプルで他の器とケンカしないので、タレやドレッシング入れとしても便利ですよ!
おすすめ4:素朴な雰囲気が魅力。木のお皿
冬は温かみを、夏は野趣を感じさせる木の器。なんとなくアウトドア気分が盛り上がり、夏の食卓をワクワクさせてくれるのでついつい多用してしまいます。
表面が塗装されていないものは、使っていくことによる変化も楽しめます。作家さんが手彫りしたものなどはとても素敵なので、出会ったらぜひ手にとってみてください。
最近は雑貨店でもシンプルで比較的安価なものの取り扱いが増えました。これからチャレンジする方は、取り皿やサラダボウルなどから揃えていくと使いやすくておすすめです。
写真は、オリーブの木のサラダボウル。かれこれ10年くらいのお付き合いで、時々オリーブオイルを塗ってお手入れしていますが、さすがにひび割れが多くなってきました。
サラダを盛ったり、お菓子をのせておいたりと重宝しているので、これからも大切に使っていきたいと思うお気に入りの器です。
料理が楽しくなると器やカトラリーを選ぶのも楽しくなります。また、その逆もあると思います。
せっかく腕を振るったのだから、盛る器にもちょっぴりこだわって、よりおいしいひと時をいただきましょう♪
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