特別な道具も燻製チップも必要なし!台所で燻製が作れる!
こんにちは、筋肉料理人です! 今日は自宅の台所で簡単に作れる燻製を紹介させて頂きます。
燻製とは、そもそもが保存食であり、作るのには大変な手間がかかるものです。例えば肉なら、まず塩漬けにし、その後に塩抜き、風を当てて乾燥させ、それを煙で燻して燻製にします。
元が保存食ですから手間がかかるのは当然なのですが、料理好きの方なら心惹かれるものがあると思います。そんな、本格的に作ったら手間がかかる燻製を自宅のキッチンで手軽に作ってみましょう。
【お手軽燻製裏ワザ1】緑茶の茶葉をチップ代わりに使う
中華鍋を使った燻製に挑戦したことがある方なら経験があると思いますが、燻製チップから煙を出すためには、カナリ長時間加熱せねばならず、意外に難しいものです。
そこで今回は、緑茶の茶葉を使います。
茶葉は乾燥していて、かつパラパラとしているため、燻製チップと違い、すぐに大量の煙が出ます。ですから手軽に燻製が作れるんです。
【お手軽燻製裏ワザ2】道具は100円ショップで調達!
自家製燻製を作る際、よく中華鍋が紹介されますが、今回はもっと手軽にお安く済ませる方法をご紹介します。
それは、カセットコンロ、片手鍋、鍋フタ、鍋に入る金属製のザル!
カセットコンロはご自宅にあるものを、片手鍋、鍋フタ、鍋に入る金属製のザルは100円ショップで入手しましょう。
ちなみになぜ片手鍋なのかというと、中華鍋だとカセットコンロにかけたときに、ガスボンベ設置部分の上部まで鍋がきてしまい、長時間の加熱が危険だからです。
カセットコンロを使う理由は、家庭用コンロだとチップを入れて煙で燻す状態を「空焚き」と認識して、火が消えてしまうことが多いからです。
いざ!100円ショップで道具を調達する
片手鍋は直径20cm位のものを選べば大丈夫。このくらいの鍋でも2~3人分の燻製を一度に作ることができます。そして、100円ショップに行ったら、ついでに緑茶の茶葉も買ってきましょう。燻製用には100円ショップの茶葉で十分です。
道具が準備できたら、いよいよ燻製を作っていきましょう!
煮卵とカマボコの簡単燻製
1)まずは燻製にする食材の下ごしらえをします。ゆで卵とカマボコをポリ袋に入れ、3倍濃縮麺つゆを加えて口をとじます。冷蔵庫で一晩漬け込みます。使う前にキッチンペーパーに包み、水気を吸い取っておきます。
2)買ってきた鍋にアルミホイルを敷きます。上に緑茶の茶葉と砂糖を入れ、鍋の上部に引っかかるようにふくらみを平らにならした金属製のザルを鍋に入れて棚のようにします。ここに1)の煮玉子とカマボコをのせ、フタをしてカセットコンロの中火にかけます。煙が出はじめてから5分間、燻製にします。
下の写真を見てもらうとわかりますが、鍋がカセットコンロのガスボンベ設置部分にかぶさっていないので、過熱して爆発する心配がありません。
加熱時間は煙が出始めてから5分程度なので、合計しても7~8分しか火にかけません。この点でも安全です。
緑茶の茶葉からは短時間ですが結構な量の煙が出るので、カセットコンロはキッチンのダクトの近くに置いて下さい。
3)5分間、燻製したら取り出しましょう。しばらく置いて、粗熱が取れたら食べられます。冷蔵庫で一晩置くと、より美味しく食べられます。
こんな感じで緑茶の茶葉、100円ショップの鍋、金属製のザル、フタを使えば、簡単、安全に燻製が作れます。お手軽ですので、キッチンで作る簡単燻製に興味のある方は挑戦してみてください。