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旬を迎えた牡蠣とジューシィな厚揚げを、たっぷりの根菜と共にやさしいクリーム煮に。和洋の食材が織りなす絶妙なコラボで、心も体もじんわりあたたまる一皿に。
◆牡蠣と厚揚げの下処理は、最初に一手間かけておくことで身が縮みにくく、また旨味も逃げにくくなるのでぜひ。◆酒粕や生クリームを入れると焦げ付きやすくなるので、煮込む時は底の方から時々かき混ぜて下さい。
A 酒粕50g、牛乳100mlを合わせ、酒粕をふやかしておく。
かぶはくし型に、長ねぎ、にんじん、ごぼうは斜め切りにする。ごぼうはその後、酢水に浸けておく。
牡蠣は大根おろしで洗って汚れやぬめりを取り、B 水600ml、塩小さじ1、酒大さじ1を煮立てた鍋でさっと湯通ししてから軽く小麦粉(牡蠣用)をはたく。厚揚げは油抜きをし、1cm程度の厚さに食べやすく切る。
鍋にバターを溶かして 3). の牡蠣をソテーする。その傍らで厚揚げもソテーし、共に一旦取り出しておく。
同じ鍋に再びバター1片を溶かして野菜類を炒め、小麦粉を振り入れてしっかりと炒め合わせる。A 酒粕50g、牛乳100mlを入れて酒粕を溶かし、厚揚げと銀杏、C 生クリーム200ml、味噌大さじ1.5、ブラックペパー少々、水100mlを加えて、時々かき混ぜながら弱火で煮込む。
最後に牡蠣を戻し入れ、さっと煮たらできあがり。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。