栄養価はほうれん草以上! 夏の食卓にぜひ取り入れて
つるむらさきの旬は7月〜10月。熱帯アジア原産のつる性植物で、暑さと湿気のある時期に成長します。葉と茎が緑色の品種と赤紫色の品種があり、日本では古くから染料として利用されてきました。
野菜として作られるようになったのは70年代から。食用となるのは、つるの先の若い葉と茎の部分です。葉の色が濃く鮮やかで、肉厚なものを選びましょう。
クセのある風味が苦手な人もいるかもしれませんが、つるむらさきは栄養満点!カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。加熱調理と味付けで独特のニオイを抑えればぐんと食べやすくなるので、ぜひこのあとのレシピをチェックしてみてください。
独特の風味を抑えるには加熱料理がおすすめ
つるむらさきは生でも食べられますが、独特の土臭さがあり、アクも強いためゆでる、炒めるなどの加熱料理がおすすめです。まずは基本のゆで方と、簡単レシピをご紹介しましょう!
【つるむらさきのゆで方】
① 根元の黒ずんだ部分を少し切り落とし、太い茎から葉を1枚ずつ取る。太い茎は縦半分に切る。
② 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩大さじ1を加えてしっかり沸騰させ、茎を入れて30秒ほどゆでる。
③ 葉を加えて全体が湯につかるようにしっかりと混ぜ、1分ほどゆでる。ゆでたら冷水にとり、ざるに上げて水気を切る。
【ゆでたつるむらさきで、簡単レシピ】
「つるむらさきのおひたし」
①バットにだし汁150ml、塩小さじ、薄口しょうゆ各小さじ1/2を混ぜ、ゆでたつるむらさきを30分ほど浸す。2日間ほどはそのまま保存可能。器に盛り、おろししょうがをのせる。
「つるむらさきのネバネバ丼」
つるむらさきは、刻むとネバネバがUP。刻んだ長芋や納豆と合わせて、しょうゆなどで味付けしてご飯にのせれば栄養抜群のネバネバ丼に。
炒めても美味しい!
葉が肉厚なものが手に入ったら、肉や豆腐などと一緒に炒めるのもおすすめ。つるむらさきはアクが強いので、炒めものに使うときも下ゆでしましょう。
関連レシピはこちら
『ツルムラサキと豚肉のさっと炒め』
https://oceans-nadia.com/user/27964/recipe/141185
独特の風味があるつるむらさきですが、下ゆでして使えばとっても美味しくいただけます。夏バテ気味な人、ネバネバ系が好きな人は、ぜひ試してみてください♪